残照、夏の濁り
美しくそして爛れた恋だ
黒髪ロングで夢見がち
ちゃんと嘘もつける人がすき
ポニーテルはまるで魔法だ
いつまでか等しくありたい
僕らはいつか花になる

黒板 ノート 下駄箱のラブレター
教室 スニーカー 手をつなぐ影

いつだって欠けてるくらいがちょうどいい

ばらいろのばけもの
月虹とナイトプール
あいしてかえして
おなじくらいひどくして
しずくは頬に置いてゆく
落ちかけの羽を縫いとめて
ヴィーナスの器じゃないの

こんな気持ちいつか忘れられる、
もう大人だものね。

天泣、燦々と。
名前だってきっとまぼろし
恋し恋しと千夜嘯く
その面影と眠るくせに
さよならは星を降らす呪文
夏の庭火と花に寄せて
浮世のひと夜と笑えばいいよ

だれかのものになりたがる
きみはとてもひどいひと

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