0425 エース長編
ティーチ追ってる途中食い物足りなくなって行き倒れてたときに助けてくれた主と仲良くなって何週間かお世話になる。
エースはそのお礼に日曜大工してあげたり買い物の荷物持ってあげたりとなんとなくいい感じになるんだけど、エースが重たい何かを心に秘めてるって主は雰囲気で感じ取って、エースもティーチのことがいつも心のどこかにあって結局くっつかない。
机でうたた寝してる主のおでこにキスひとつして、世話になったな、ってぼそっとつぶやいて出て行くエース。
実は起きててエースが出て行ったあとに机に突っ伏して泣いている主。でもきっと帰ってきてくれるって信じて待ってるんだけど、ある日新聞見て唖然とする。
ポートガス・D・エース処刑確定の見出しが。
状況がまったくわからずにおろおろして何日かたって、ふとテレビつけたらマリンフォード戦争がしてて、なんでどうしてってテレビの前で泣いている。
でもテレビの映像が途中できれちゃって、エース死亡の新聞の記事を見て途方に暮れる。
そんな、戻ってきてくれるって、信じてたのに。
泣いていたら、ドアがノックされて、開けてみたらぶさいくな顔した青い鳥が。
実はマルコはエースがストライカーでモビーから離れてからも定期的にエースの様子見に行ってて、主と仲良くなってることも知ってた。
エースが死んじゃってから、ポケットに紙が入ってるのに気づいて、見てみたら下手くそな字で「必ず帰ってくる」って書いてあった。あの子に残したものかい、つってエースの首飾りの赤い玉とその紙を持って主のところを尋ねる。
こんなに辛いなら、いっそ彼のことなんて忘れてしまいたい。でも、日常の中で思い出す瞬間が、ものが、彼を忘れさせてくれない。
エースがよく話してくれた鳥によく似た青い鳥を抱きしめて声を上げて泣く主。
エースは泣いてる主を空中から見てる。
泣かせたいわけじゃなかった。むしろ泣かしたくなかった。どうして俺は大切な人を泣かしてばかりなんだろう。
そんなことを思っていたら思考がフェードアウト。
時は流れて現代、前世の記憶を持ったまま生まれ変わったエースとマルコ。
エースは高校生、マルコはエースの担任。
マルコのクラスに転校生がやってくる。それが主。
なんやかんやあって、マルコ先生に背中押されて最後には主とくっつく。ハッピーエンド。
イメソン・心とココロ/UVERworld