squirrel 7
「ふんふふんふふーん」
「?」
「ふふ、エデン、今日はGの誕生日なんだ!まぁ皆任務あるから当日に祝えるのは俺とエデンと雨月だけなんだけど…。」


そういえば前からソワソワしてたな。何かと思えばGの誕生日だったのか。

ちなみに私は守護者全員と会ったことがある、ジョットがわざわざ紹介したのだ。

ござる、という変な口癖に変な髪型をして変な帽子を付け変な服を着ている朝利雨月。
隠れ動物好きのイケメンだが協調性はないアラウディ。
究極が口癖のマッスルバカのカモ、優しいナックル。
胡散臭い顔と頭をしている珍人、D・スペード。
ワガママなクソガキで虫酸が走る臆病者だがやるときはやるランポウ。

まぁ、基本Gかジョット、単独行動がメインな私の彼らの印象はこんなもんだ。一緒に夕食を取るわけでもないしね。


「いいかいエデン、今日のバースデーパーティはサプライズなんだ。Gに言ってはダメだよ?」


それ以前に言えないけどな。


「あっ、そーだエデン、ここに肉きゅう押してくれない?」
「?」
「これメッセージガード!"いつもありがとう"って書いてあるんだ、エデンの名前もいれておくね!これなら喋れなくても気持ちは伝えられるでしょ?」
「キュウ!」
「ちょっと待っててね、今朱肉だすから。」


ジョットは引き出しをごそごそあさりだした。そういえばあいつはいくつになるんだろう、ジョットと同い年?


「あった!はい、ここにぽんってやったらカードにぽんってするんだよ!」
「キュウ!」

ぽんっ、 ペタッ。

「よく出来ましたー!ふふふ、肉きゅうも可愛いなぁ!これでメッセージカード完成だね!」


"いつもありがとう!ジョット&エデンより"

これだけのたった短いメッセージカード。ジョットの思い付きだろう、でも……何故だかとっても嬉しいのはどうしてだろう。


「きっとGも喜んでくれるよ。」
「キュウ?」
「もちろんさ!ねっ!」
「キュウ!」


Gは空気は読めないけどご飯作ってくれたりゲージを掃除してくれたり世話になってるからな…。私も何か用意しようか。(結局Gが世話することに。ゲージもGの部屋にある。)


「あっ、夜には帰ってくるんだよー!」
「うん!」


Gに何かプレゼントをしよう、私が用意出来るものなんてたかが知れてるけど…喋れなくたって、ジョットの言う通り気持ちは伝わるかもしれない。








体感せよ、この

「今、…喋った?まさかね。超直感の錯覚かな。」

「………それにしても可愛いな肉きゅう、保存用にもう一回押してもらおう。」



/拍手/掲示板/心臓圧縮/Squirrel
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -