honeybee 227
「う……海だぁぁああああ!!!!!!」
海に到着。
一同は颯爽とバスを降り水着に着替えた。やれ胸が大きいだの小さいだの裏切り者だのの一悶着があったのちいよいよ砂浜を駆け回る女の子たち。
「早いね。」
「おーリョーマ!そっちは遅かったね!」
「人口の差かな。てゆーか…」
水着とはつまりあれである、普段学校で来ているスクール水着ではなく裸同然のビキニである!!
彼らの視線の矛先など言うまでもない。加えて思春期だ。
「…何?」
「いや…予想通りの貧相なお体で…」
ばちこーん!!
「ぐはぁ!!」
「サイッテ―!」
「そうだぞリョーマ!全然貧相じゃないぞ!中一のクソガキの割にはなかなか成長してる方だ!3年もすればこのまな板にも豊満なバストが」
「死ね!!」
ドッ
「あうっ……」
渾身の一撃はミツヤの急所に美しく入った。
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じゃれあっていると
「大丈夫、越前君?」
「!!」
葵達六角連合参上!
「あ、六角の人?」
「ははははい!葵剣太郎です、時雨さん?」
「あれ、なんで私の名前知って…」
「よろしくね時雨ちゃん、凛々ちゃん。佐伯です。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「露原時雨です、時雨でいいのでよろしく。凛々に手出したら5分の4殺すから。」
「増えてる!?」
と、まぁそんな感じで魅艶小鶴燕と次々に自己紹介を重ねていった。六角テニス部一同も同様にして。
太陽は高く、そこは絵にかいたようにワイワイといかにも楽しそうな雰囲気。これでも一応全員中学生だ!!
「この度は六角中との合同合宿のお誘い有難うございます。」
「いえこちらこそ…。」
コーチのジジババ二人は握手を交わす。
その間にも
桃 「ウマい事言って全国で青学マークっすか?」
黒羽「まぁそんなトコだ。」
不二「不動峰戦惜しい試合だったね。」
佐伯「次は倒すよ!」
おしゃべりをして和気あいあい。昨日の敵は今日の友、とはこの事だ。
「もう皆さん何カタい話してんの、今日くらいは海でパーッと遊びましょう!」
「賛成ー!」
と、言うことでオジイ杯ビーチバレートーナメントが始まったのか剣道部のレギュラー人は不参加である。なぜなら、剣道部のトップ、魅艶と小鶴が
「俺サーフィンしたい。」
「サーフィンか、いいね!ビーチバレーはテニス部の皆さんでどうぞ!!」
「まぁ実際アレしたくないんだけど!」
「波の上から高見の見物させてもらうわ!」
と、いう訳である!
時雨、燕はサーフ部だ。
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