honeybee 83
*第三者視点

「気をつけー礼ー」
「「「さようならー」」」
「さようならー」

翌日、月曜日。今日は委員会の日だ。掃除、部活、共になし!
委員会に入っていない時雨はこのまま帰れるはず!なのだが…


「時雨、今日どうする?」
「どうする、…?一緒に帰るんじゃないの?」
「俺と時雨委員会違うじゃん。」
「あーそうだったね。先に終わった方が相手を迎えにいこうか。」
「良いの?明らか俺のが終わるの遅いよ?」
「大丈夫!!」


幸か不幸か学食の新メニュー開発のため食堂のおばちゃんに呼び出しがかかっていた。全部で3品。20分もあれば終わるだろう。
リョーマは図書委員なのだが図書委員会は学園で二番目に遅い委員会だ。(ちなみに1は環境委員会で3は飼育委員会。)
本の整理、カード、貸し出し図書等のチェック、図書だより発行、利用報告、役割分担確認etc…





食堂

「あれ?」
「よー時雨。」
「なんだお前か。」


食堂にはミツヤと烈もいた。


「魅艶と烈もおばちゃんに呼ばれたの?」
「俺達おばちゃんウケ良いみたいだな!」
「全ての女は俺の虜なんだよ。」
「「うわぁ…。」」
「3人ともよくきてくれたね!おばちゃん達が腕によりをかけて作ったよ!今から3等分するからね〜」


現れたおばちゃんのうち一人は受け皿を並べてもう一人のおばちゃんはがその受け皿に食べ物をいれた。
唐突に始まった試食会!一品目は…


「青学ラーメン!」(どーん)


青学ラーメン!


「「「いただきまーす!」」」


間髪入れずに食べ始めた。青学ラーメンとは具体的に言うと塩豚骨ラーメン!東京ラーメンのアレンジである。


「おいしい〜!!!もう全部食べちゃったよ!」
「うんっこれ絶対ウケるって!」
「いいな。」
「ふふふっよかったー!」
「じゃぁ次ね!」


おばちゃんは受け皿を回収に新しい受け皿を置く。もう一人のおばちゃんは新メニューを取り分けていった。


2品目!


「焼きビーフンよ!」
「これは確実に美味しいわ。」
「「「いただきまーす!」」」

勢いよくがっついた!

「焼きビーフンだ!」
「俺焼きビーフン好きー!」
「肉も野菜もとれるしいいんじゃね?」


ぺろりと完食。次はラストだ。


3品目!


「激安雑炊〜!」
「うまいな、エコな上に節約だ!」
「雑炊とか粥ってたまに食いたくなるんだよな〜」
「二日酔いの後にはコレだやっぱり。」
「「いやメインは学生だから!」」

「ん〜絶妙!」
「美味いぜ!だしもよく出てるし!」
「ちなみに単価はいくらなんだ?」
「110円予定!」
「よし、これ決定!」





――と、呆気なく試食会は終わってしまった。



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