裏夢座談会 2
「俺だって頑張ってるんだよォ!」
「あり、そうきた!?」

「そもそも俺は初期メンバーでギャグリボーン時代の時からいるんだよ!十代目に水泳を教えて差し上げたり九字護身法を身に付けたりアーモンドヘアーにだってしてたんだぞ!」
「おお…。」
「それだけじゃない!俺は姉貴を見ると腹が痛くなるし、話の展開のためにやむを得ずランボなんかを相手にしてやってるんだ!」
「やむを得ずかなぁ。」
「おまけに山本が救いようのねぇバカで空気が読めないから時にはボケに回り、ツッコミに回り…10年バズーカの演出のために体まで小さくしたんだぞ!十代目はツッコミ担当だし山本じゃ話が進まねぇ…。それに俺になんか母性キャラがあるのは間違いなくフゥ太の誤診したランキングのせいだ!」
「おお…」
「ギャグってのはボケ、ツッコミ、それが上手く噛み合わさって出来る絶妙なハーモニーなんだ!そのためには臨機応変にボケやツッコミにたちまわる必要がある。ボケに徹した山本や、クールに徹した雲雀とは違うんだよ!俺は苦労してるんだ!」
「ちょ、ちょっと落ち着いて…」
「未来編でも俺は山本との感動の共闘の為にガキになったし、姉貴と喧嘩した!瓜に至っては殺伐とした未来編を和ませる為に必要なシーンなんだよ!バトルに徹したとしても読者はささやかな笑いを求めてるんだ!」
「ジャンプの編集でもしたの?」
「継承式編では少しはかっこついたよ、だが相手はしとぴっちゃんでストーキングをし合い、寝ずにパトロール。そしてランボのお守り!ブドウのキャンディーまで用意したんだ!!Gの件だってなぁ、パッとみかっこよく見えるけどあいつDVDの初回特典ドラマCDでジョットさんに見事な過保護っぷりを発揮してるんだぞ!その過保護は俺にも波及して…。」

「俺のアイデンティティーがどんどん何だか可愛らしい感じになってんたよ!!」
「ご、ごめんって悪かったよ。」
「最初は超ワイルドな感じで登場したのに…。せめてホモだと勘違いされてもいいから女なんかにゃ興味ねーぜフン。みたいなキャラだったらよかったのにラルの裸で鼻血吹いたりユニに赤くなったり…」
「それは知らないよ。」
「許容範囲砂漠か!ラルの裸なんて十代目を嬉々としてお呼び立てまでして完全に盛った中二じゃねーかよぉ。」
「実際中二だったしね。でもお色気カットは必要だよ。アーデルハイトだって胸たっぷんたっぷんだし!」
「…そうだよ、継承式編とか未来編とか…バトルモードになってから出てきた奴は良いよな。ヴァリアーではまだルッスーリアっつー汚点があったからいいものの」
「ルッスーリアに殺されるよ。」
「未来編以降とか超カッコいいじゃねぇか。γなんか人妻ロリコン好きの変態のくせにかっこいいんだよチクショー。」

(…やっぱりかっこいいんだγ。)

「野球馬鹿だってよぉ、馬鹿のくせに未来編でも継承式編でも『助っ人とーじょー』とか言っておいしいとこもっていきやがって……。人気投票ではいつも俺より下のくせに強そうなキャラ投票では俺を抜いてのベスト10入り…、可笑しいだろ!!」
「………。」

(なんか卑屈になってきたなぁ。)

「俺は天野先生に好かれてて十代目やリボーンさんに次ぐ頻度で出てるくせに何故雲雀や骸や…後から出てきた新参者に遅れを取らなきゃなんねーんだ!フランとかっ、色々美味しすぎだろあいつぅ!!」
「………。」

「獄寺、それでも私は獄寺が好きだよ。」
「…!!!」
「獄寺専用ランキングとか同盟とかさ、ここの管理人だってこの拍手を視てくれる方だって獄寺のファンなんたから、自信持って!」
「主人公…さん…。」
「ほら皆さんにお礼言わないと!」
「み、皆、ありがとう…!!こんな俺だがこれからも……これからもどうか……くっ、」
「うんうん、よく頑張ったね獄寺…!!」
「あ〜、お前が大好きだバカヤロ〜…。」




二人はその後飲みに行きました。

end


皆さん、改めまして拍手ありがとうございます!!裏夢が少ない話をしてたはずなのにどうしてこんなことに…。

ママンでへたれな一面もある獄寺くんですが、何卒よろしくお願いします。
返り咲け!キャラクター人気投票1位!!


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