rabbit 97
fourth day

「んー…」


昨日夜更かしをしたせいか酷く寝起きが悪い。兎京はだるそうにしかめっつらをしながら寝巻から忍服に着替え、朝食ルームに出た。


「おはよー…」
「遅いから迎えに行こうと思ったぜ。」
「んー…」


低血圧。
いつも通り、兎京以外の全員は席に着いている。


「ふぁあー〜…」
「眠そうだね。」
「激しく眠い。」
「ま、兎京の事だから朝飯食べたら治るだろ!」
「ビンゴ。」
「ほら兎京、席座って!朝ご飯食べようぜ、メシメシー!」
「んー…、元気だな水月は。」
「僕ご飯大好きだから!」


そんななんでもない平穏な朝。
ここ4日、何の問題もなく過ごしてきた。不自然な程に。

まさかのどんでん返し。今夜、あんな事が起こるなんて夢にも思っていなかっただろう。平和ボケしていた。





「お世話になりましたー」
「いえ、またのお越しを!!」

「えーっと…午前中は買い物ですね。日用品はあるから食材だけだ。」
「それはあたしの仕事だな?」
「もちろん!香燐しか料理作れないからね!!」
「何日分買えばいいんだ?」
「今日の昼から明日の昼まで。夜は旅館だよ。」
「じゃぁ三食分か夜・朝・昼で。」
「そうだね、ついでだから昼はここで食べてこう。」
「よし!、じゃぁ荷物持ちは一人いりゃ十分だな。」
「あ、俺ついていくよ。」
「わかった。」


午前中は買い出しだ。


「じゃー兎京、俺と…」
「兎京、俺と行こう。」
「え?あ、いーよ。」
「俺はーっ!?」
「お前も荷物持ちやれよ。」
「重吾がいるじゃん!?」
「あたし達だけ仕事しておまえだけぶらぶらするなんてずりーだろ。」
「兎京とサスケだってそーじゃん!!」
「うっせーな!水月だとなんかむかつくんだよ!!」
「はぁ!?」



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