rabbit 92
third day

昨日、温泉から上がった兎京とサスケはその後直ぐさま寝てしまい、


「朝、だー…!」


朝。テントから出ると炊きたてのご飯の良い匂いが鼻をかすめた。


「おはよ、」
「おはよう!」
「おはよう。」
「今日は早いな、昨日よりは。」
「私は"兎京"だからね。」


そこには、兎京以外の全員が勢揃いして、個々のおにぎりを作ってる。


「香燐、朝ごはんは?」
「あぁ、机の上にあるぞ。」
「本当だ!皆もう食べたの?」
「多分、な。」
「へぇ。早起きだねー…」


兎京は朝ごはんを食べ始めた。


「兎京、一個作ってやるよ。お前壊滅的に料理出来なそうだから。」
「そうなの?」
「さぁ。」
「オイ。でもまぁ…、ダークマターは出来るかな。」
「どんだけぇえ!?」
「じゃぁ中身はシーチキンマヨネーズね!」
「あたしも作ってやるよ!中身は?」
「シャケ!」
「じゃぁ俺も。何がいい?」
「具無しで!」
「と、なると僕もか…」
「タラコがいいタラコ!」


とまぁこんな感じで、結局兎京はご飯を作らずに済んだとか。


(ラッキー!)







「美味い!」


森を疾走しながら5人はおにぎりをほうばった。


「タラコ?」
「うん。水月作のタラコ!意外に料理上手なんだね。」
「いや…おにぎりだしね。」

「これ重吾のだ!美味しい!大きいし!」
「手が大きいからね。あんばいよかったみたいで安心したよ。」

「シーチーキーンーマヨネーーズ!オカズ美味い!サスケ、美味しいよ!」
「ふっ、まぁな。」
「こりゃぁイイ婚約者だなぁ!」
「改まっていうなよ。」


そして4つ目、


「こ…これは…!何て美しいのだ!?」


キラン!
おにぎりから後光が見える。


「大袈裟だなぁ。」
「同じ人間が作ったとは思えない!綺麗だね!」
「味は味?」

「シャケキター!!!マジでおいっしい!」
「よかった。」
「イイお嫁さんになるよ!私香燐が結婚しても毎日ご飯食べに行くね…!」
「迷惑。」





(いやぁ、おにぎりってたまにすごく食べたくなるよね。それにしてもあの三角加減…すごい!私何回やっても爆弾みたいになるのに。)



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