vampire 339
射的屋


金魚掬いの次に行ったのは射的屋。そこにはリボーンさんがいた。
世界一の殺し屋が屋台の射的で景品荒稼ぎってなんかアンフェアじゃね!?


「宝、いっぱい取りすぎちまったからどれかやるよ。」
「本当!?じゃぁ…これ頂戴!」
「そんなんでいいのか?」
「うん!」


日和の手の中にはチョコマーブルがあった。てっきりPSPとか言うと思ったぜ。


「ビアンキがな…」
「お姉さん?」
「すげー喜んでた、おまえらの事。楽しそうだった。だから――」

「ビアンキの事悲しませたら許さねーぞ。」
「うん!」
「はい…!」


目茶苦茶ハードボイルドォォオ!!なんだこれかっこ良すぎだろ!姉貴が惚れるのも解る!


「じゃーなツナ、あんま遅くなるなよ。」
「お前がな」


ひらりと華麗に手を降るとまたもしゅたっと華麗に射的屋を離れて行った。
マジパネェっすリボーンさん…!惚直しやした!遠距離戦闘タイプ獄寺隼人、いつかリボーンさんのような漢になってみせます…!!!


「獄寺一個あげる〜、今日のラッキーカラーはレッド!」
「おう!」


情熱の赤!!
……………………。

…冷静になると俺完全にアホだな。


「あ、かき氷だよ!」
「食べましょう!」
「賛成ーっ!!」

射的屋の隣はかき氷屋である。



かき氷

「やっぱり夏祭りと言えばかき氷だよな!」
「シロップ何にしようかなー。」
「ツナならやっぱりオレンジじゃね?俺はブルーハワイ!」
「じゃぁ俺は苺かよ。」
「宝はメロンなのな!」
「いやコーラだな私は!!」


かき氷屋ではお馴染みの会話だろう。何味のシロップか。レモン、メロン、イチゴ、ブルーハワイがメジャーか?ここは他にもコーラやオレンジ、練乳、抹茶等種類が豊富だ。


「やっぱりここは皆バラバラなの買って一口ずつ交換するのがセオリーじゃないかな!」


何そのケチなセオリー!?つーかそれじゃ山本と日和が間接キスする事になるじゃねーか断固反対だ!!


「よーしそうしよう!」
「何だと!?」
「?、獄寺反対?」
「獄寺は宝と俺が間接キスすんのに妬いてんだよ。」
「なっ」
「そんな間接キスぐらいで、小学生じゃないんだら。」
「…………」


小学生で悪かったな!!



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