vampire 318
明日は野球バカの試合がある。だから明日はオフにしないといけないのだが…


「くっそー!あとちょっとなのに!!」
「日和ちょっと静かにしろ!」


仕事が終わらない。


ベキッ

「NO〜〜〜〜!!!!」
「日和ー!!」
「どうしよう獄寺コントーローラー壊れちゃった!スティックもげたー!!」
「は!?」


俺は必死で仕事をしているのに何故日和は遊んでいるかといえば、日和が出来る仕事の数は限られてる上に飲み込みが早い。仕事と遊びを両立出来るタイプというか…

とにかく要領がいいんだ。最初はコーヒーを入れてくれたりしずかに本を読んで暇を潰していて気を使っていたのだがそれを難儀に思ってゲーム許可を出したらこのザマ。

そしてとうとうプレステの方でソウルキャリバーをしていたらコントーローラーのスティックがもげたらしい。どんだけ必死なんだよ!?つーかスティックもげないよな普通!?


「うぅっ、…私のコントーローラー…」
「俺の使えばいいだろ。」
「だって獄寺の使いづらいんだもん!」
「じゃぁもう諦めろ!静かにしてろよ!」
「…ソウルキャリバー…。」


八つ当たりなのは解ってるがどうにもイライラしてしまう。

コントーローラーを壊し相当ショックなのか日和は全く喋らない。静かで仕事ははかどるが視界の隅にあるあのブルーなオーラがとっても重い雰囲気を作っていた。


「あれ、合わない…!?」


そしてまたここにきて痛恨のミス。

俺のボンゴレの仕事は2つだ。
1つは嵐の守護者としての戦闘、護衛、方針会議の『幹部』としての仕事。これはいいのだが厄介なのが『会計監査』である。
ボンゴレから送られてくるある程度纏められた財務データを更に纏めて合ってるか調査し修正。そして緻密な考察入りの報告。アレをどーした方がいい、とかもう細かくて本当に面倒くさい!でも手も抜けないし!

まぁ、日和が発送やデータ処理をしてくれるがまだ楽になったけどな。電卓叩き過ぎて指が可笑しくなりそうだ。

そんな時、

ピンポーン


「私出るよ…。」

「ちゃおっス」
「どうも。」
「リボーンと………Who?」


リボーンさんといささか若いスパナ。この忙しい時に何のよ


「――ってスパナ!?」
「未来ぶり。」



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