融解フィアンセ
線を引いて断つ世界
壊れたアクセル
蒼の狭間で左様なら
愛する慶びを教えてください
何故なんでどうして
日向で笑うそいつは今すぐ殺してやりたいくらい幸せそうで
その痛みは忘れてはなりませんよ
朝焼けは群青
朧気に終焉
生まれた意味を探しに来ました
アリスの死んだ夜
虹色の兎が駆けて行く
細胞単位で愛でてほしいの
黒薔薇を桀け
紅に狂い
今夜、ベルベットの丘で
愛惜の簪
恋とはこんなに冷たいものでしたか
私たちは何一つわからないまま
硝子の棺桶
ただ、君の為に生きたい
生首をおひとつ
天に弾けて消えた
傍らに残骸
あの日の呼吸が見つからない
極彩色に身投げして
燃え尽きた揚羽蝶
飾って、マリオット
夢のほとり
爪先立ちの群集
名も知らぬ華に問う
クレセント・ワルツ
寂漠の甘声
溜息すら惜しい
曰く、片想い
あの日の僕は確かに笑っていた
惑いの霧
右足を差し出して
這わせた舌から熔けていく
舞い散る青春
酔わせてイかせて
ひ、ふ、み、で頂きます
白夜に抱かれて逝きたいの
吹き荒ぶ情欲
死を請う求導師
貴方の心を辿る足
蜜月の破壊衝動
飛翔、屋上にて
私が天使だった夜