02:その反応、すると思った


司令部に着くと大総統が、好きに活動して良い、と言ったのでルキフィスはロイの元へと向かった。



――ドンッ


「あ、すいませ…あ…」

ぶつかった相手はロイだった。ロイは何で子供が…?見たいな顔をしている。

「キミは誰だい?迷ったなら私についてくると良い。」


いや、俺迷子じゃねェんだけど…

と思ったが、今のルキフィスの姿は子供。仕方なく、着いていくことにした。


入り口にて

「さてと、キミは誰だ?何故、中にいた?」

鋭い目でルキフィスのことを見る。少し、殺気も出しているようだ。

「何で、って言ってもなァ…俺の仕事場だし。」

と、当たり前だろ?的な感じで言えばロイは眉間にしわを寄せながら睨んでくる。

「此処で問題。俺は誰だと思う?ヒントはコレ。」

右腕の服を捲って。機械腕を見せて髪の毛を指指す。

「お前は…ルキフィスか?」

吃驚した表情でルキフィスのことを見てくる。やっぱ、その反応すると思ったぜ。

「ビンゴ。俺はルキフィス・エルリック。ちょっとしたことがあって子供の姿だけどな…」

はぁ、と溜息を吐いては、やれやれとした表情で。ふと、思い出したようにロイに向かって

「俺のとこ、エドとかには内緒な。」

「何故…と言いたいところだが、まぁ、良いだろう」

ニィ、と笑って、約束だぜと念を押しといた。




その反応、すると思った
(こういう反応って面白いな…)

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