まわりみち
苦痛を耐える
──…だのに。
その男と肉体をふれあうときの感触が、段々と、変容してゆく。
──それは
──
なにかが、くずれ、ふたたび形を
◆
──ある夜の、全て終わって
とうとつに──「賭けようか。」かれ──…
ペルを、
「何を賭ける」
男の声に聞かれると、おんなは──いったい、何を
「──わたしが勝ったら
しなやかな、
◆
──ペルと
昔から、
──…気の
つきにくい。じりじりと、ながく、じれったく続いたあとに──ほんとうの運か、刹那の勘の差で、ふいに
──…どちらが勝つかはいつも
◆
──『わたしが勝ったら
──
──…その
「……おまえは
おんなに言われて、
「……そうかもしれん」
おとこは、すなおに認める──。
──その愚直を知るがゆえ。……知るがこそ、
──…はじめて、その
◆
──けだるい
いつもどおり駒を
◆
──いつでも、本気でやって勝負は
その夜も。いつもと同じにたたかって──…
おんなが、勝った。
↓
性質の似かよったもの同士のお閨もまた、盤戯の時の有様と似るのかもしれません。
──ながく、じれったく。
◆
昨年の『火夏星』の続きではなく申し訳ございません…。火夏星のほうは直前までテキストライブで追い込み進捗配信をしたものの…間に合いそうにないので、ひとまず完成しているこちらをアップしました。
昨年の11月ごろ、流行りの(?)800文字SSというものをやってみよう となった時に生まれた短編です。800文字を平然と超過しました。
◆
ペルさんお誕生日おめでとうございます!
今年も すこやかであってくれ──。
21.08.23
性質の似かよったもの同士のお閨もまた、盤戯の時の有様と似るのかもしれません。
──ながく、じれったく。
◆
昨年の『火夏星』の続きではなく申し訳ございません…。火夏星のほうは直前までテキストライブで追い込み進捗配信をしたものの…間に合いそうにないので、ひとまず完成しているこちらをアップしました。
昨年の11月ごろ、流行りの(?)800文字SSというものをやってみよう となった時に生まれた短編です。800文字を平然と超過しました。
◆
ペルさんお誕生日おめでとうございます!
今年も すこやかであってくれ──。
21.08.23