イヌシリーズでクリスマス会話文

【狗牙×道】


「――狗牙、お前なにしてるの」

「道! おかえり、遅かったじゃねえか。なにしてたんだよ」

「別に。いちいち嫉妬しないでよ、お前いったい何度躾たら覚えるわけ。……で、それはなんのつもりなの」

「あ? なに言ってんだよ。今日はクリスマスだ」

「……自分にリボン巻いて、プレゼントって?」

「ああ」

「自信満々に言うことでもないと思うけどね。まあ、でも、お前なりに考えたんでしょ? バカみたいなプレゼントだけど」

「……考えても道の欲しい物わかんなかったんだよ。だから、今日はいくらでも俺のこと痛めつけてもいいぜ!」

「それこそバカでしょ。そんなのお前にプレゼントしてもらわなくても僕が好きにするし。なによりそれ、僕へのプレゼントじゃなくて、僕がお前にするプレゼントでしょ?」

「……ダメか?」

「そんなにしょぼんてしないの、可愛いけど。……ダメじゃないけど、いつもより痛くするよ? 狗牙、痛くて気持ちよすぎて、泣いちゃうかも、ふふ」

「っ!」

「なに? まだなにもしてないんだけど、もしかして言葉だけで想像しちゃった? ほんと変態だね」

「み、道……っ」

「いいよ。ひどくしてあげる。……狗牙は、僕がいいよって言うまで絶対イッちゃだめだよ」

「道っ」

「ほら、おいで。ひどくしてあげる」

「道……っ!? ぅぐ、ぁ、苦しっ、み、つ……かはっ」

「ふふ、リボン引っ張って首がしまったくらいでそんなに喜ばないでよ。可愛い……ん」

「かはっ、ふ、ぁ、み……つ、ん」

「狗牙、ん、はぁ……ん、かわい、んむ――」


狗牙は自分をプレゼントして、いつも以上に痛めつけられるというプレゼントをもらう。その後はいつも以上に激しいセックス。もちろん道の騎乗位で攻められる。道が三回くらいイッてからようやく許しを得た狗牙は情けなく泣きながらイク。


【相馬×羽衣】

「あ、そ、相馬先輩!」

「ん? 羽衣、ただいま」

「お、おかえりなさい……」

「どうした? くく、すげぇ顔赤い」

「あっ、あの、今日はクリスマスだからぁ、そのー……」

「あー、そうだったな、そういえばそんなめんどくせぇ行事だったか。通りで誰もいるなんて言ってねえ菓子やらなにやら渡されると思った」

「っ! あ、そ、そうなんだー……」

「で? なにか用事あんだろ? なんだよ」

「ぁ、いや……用事っていうか、あの……っ、ぅ、あの……っ」

「……くく、ははっ、泣くなって。すげぇ可愛かったからついいじめちまったけど、誰からもなにももらってねえよ。全部断ったっつうの」

「えっ」

「それに、最初っからクリスマスだなんて知ってたしなぁ? 羽衣、そういうの好きそうだし。部屋入った時、すげぇ甘い匂いした。……なんか作ってくれたんだろ? 俺のために」

「う、うん……っ、あのね、ケーキ焼いたんだー。……相馬先輩、甘いの好きなのかわかんなかったから、甘くないやつ」

「くく、そうか。さんきゅ。……俺からは、なにやろうか? ほしいもんあるか」

「……えっとー……なんでもいいー?」

「ああ。なんかあるのか」

「あ、あのねぇ……チューしたい」

「……あ?」

「あとねぇ、ぎゅってしてほしい。……ダメ?」

「……ダメじゃねえけど。くく、大胆に誘うようになってきたなぁ? わかってんだろ、それだけじゃ終わんねえっての。なんだよ、いじめられて気持ちよくなりたいって最初から言えば、全部かなえてやるぜ?」

「っんむ、ん!」

「まずは、チュー、だっただろ? ふ……ん、は」

「ぁっ、いぃ!? いたっ、ん! んぅうっ、そ、ませんぱっ、舌噛まなっでぇ、んん」

「ふっ、そんなに喜ぶな。次はぎゅってしてほしい、だったよな? ……壊れるくらいに抱いてやる、ぎゅってな」

「ふぁっ――」


 相馬は羽衣の泣き顔も好きだけど、傷ついた後に救われたような表情が一番好きだからついついいじめちゃう。その後はさんざんいじめられて痛めつけられて翌朝身体中歯型だらけの羽衣。当然のごとく足腰立たないけど、相馬が世話を焼くから問題ない。

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