泣いても春は来ない

無意味と名付ける

冷めた女が好きでしょう

調理済みの真心でよければ

はしたなくうつくしい罪のもとで

薄汚れたまなこで愛そう

つまらないおとこ

つまらないわたし

お伽噺はもうおしまい

尽せど愛はやらぬ

肺を抜ける快楽

か弱いきみの強がり

余る涙

どうだっていいことの一つがお前

護らせてもくれない

氷上で踊る

ハーブソルトハート

意識まで捧げそう

操り人魚

不純すら愛しい

ホワイトクリスマスの朝に

白と花瞼

ずっと誤解してて

深淵で踊るハイヒール

か弱くない手

泣きたいくせに馬鹿みたい

どうぞ瞬く光を手繰りにいって

淡い骨の成るところ

冬の蝉

傷付け方がわからない

どちらの覚悟が重いでしょうか

人生のあだ名は二通り

赤くも青くも瞼を腫らす

一生分のキスにはほど遠い

熱すぎる手のひらでは枯れてしまうから



最期くらい、こっち見て



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