鈴を奪る そこに影などないのです 泥だらけで掴む白 どうか今だけ見えないふりで 迷彩くらげ きみがあたたかい理由 素肌に黒いリボン ままごとだったせかいを抜けて やっぱり似合わない ポーカー美人 相応しくきれいに泣いたあの日 淀みからの解放 借物彼氏 もう他人には戻れない 花に惹かれて あの日のことはアルコールで蓋 嬉しくて悲しくなる シークレットガーデン 蜜を求めた罰ならば きみの前だと小指が迷う この涙の安いこと ほんとうのうそつき 好きで好きで仕方がない日のキスはどうしようもなく切ない 甘くて苦くて卑しい秘密 生き方を教えてあげよう きみの一欠片さえ掴めない 呼吸は濁る あなたに寂しくされることが仕事です 夢であるかぎりの戯言 壊れてしまったほうが良いのだ やさしい世界に紛れたい わたしの光が満つ前に あなたの好きな言葉はわたしの嫌いな言葉であり唯一ふたりを繋ぐ言葉である 141125 |