空白に色づく

掬いとった微粒子

翌朝の銀

ささやかに終焉

馬鹿でもドジでも守りたい

タロット

幸福未来宅急便

綱引きで堕とし合い

怠惰

斜め上から愛の唄

八月のきみに逢いに行く

それではまた、生の終点で

例え話で埋めるなら

瞼の奥から泡になる

教えてください幸福とやらを

噛みつきたい

追いかけて追いついてそれから

視線泥棒

ましろな吐息で花を咬む

いいえ、これからもずっと

波肌に触れる

夕立が渇くころ

静かな温度にきみは棲む

幻にさよなら

愛あればこそ世界は残酷に輝く

巡れど悪人

囁く小指の一度きり

きみのゆめをたべる

七回目の箱庭



ふらつく足でもどうにか此処までやってきた





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