嬌花楼の守人
花を集め、育て、愛でて、売る。
そして時には害虫から守る人々。
JUMP 花/札
■五十殿夢衣(おみかゆい)
18歳 158cm 豪商令息 ネコ
私/あなた/○○様(客)/呼び捨て(切花)
艶やかな長い黒髪、長い睫毛に大きくぱっちりとした黒い瞳、陶器のような白い肌を持った美少女……に見える、美少年。
性格は強かで現実主義だが、その一方で人が愛し合う様子をなにより愛する。
所謂男ふたなりで、妊娠出来ない不完全な女性器を持っている。
なお、年齢はあくまで外見年齢であり、実年齢は不明。
■鬼屋敷冬悟(きやしきとうご)
22歳 200cm 警護係 バリタチ
俺/お前/呼び捨て
黒の短髪、キリッとした奥二重の黒目、筋肉質な体躯の大男。
無口で朴訥、クール系に見せかけた天然で、プライベートでのみ天然が出る。
ペニスに大粒のパールを仕込んでいるため、抱かれる側はゴリゴリした凶悪な巨根に掘られる羽目になる。
規約違反をした客を文字通り叩き出すのが仕事。
■姫城秋良(ひめしろあきら)
22歳 170cm 尋問係 リバ
俺/○○さん/冬悟/月ちゃん
前髪と後ろ髪の一房だけが長いショートカットの黒髪と黒茶の瞳を持った、純日本人顔の青年。
未だに高校生くらいに見られる童顔で、外出時は身分証がないと酒が買えない。
絶倫の冬悟と名器の夏月に絞られた翌日は、いつも立てなくなる可哀想な人。
違反した客や花を尋問して薬や違法物品の在処を聞き出すお仕事。
■王宮西夏月(おくにしかるな)
21歳 180cm 懲罰係 バリネコ
俺/君/呼び捨て/秋ちゃん
色素の薄い白金の髪と、蒼灰色の瞳を持った美形ハーフ。
高校では抱いたことのない女はいないなどと噂されていたが、誰とも付き合ってない上にセフレにすらしたことがない。
此方は秋良と違い、純粋に懲罰を与えるお仕事。
■遠屋春乙(とおやはるいつ)
19歳 190cm 毒味係 リバ
オレ/アンタ/テメェ/呼び捨て/○○ちゃん(切花)
毒と薬に耐性があるどころか自身も毒を持っている、毒蛇のような男。
その特異体質を生かして、嬌花楼で毒や薬の判別をしている。
麻薬を打たれても平然としている化物で、当然酒にも酔わない。
性接触すると相手が死ぬので、死んでもいい人としかヤれない。
■倉敷鷹臣(くらしきたかおみ)
38歳 188cm 教育係 バリタチ
俺/お前/呼び捨て/役職(オーナー等)
店の新人を教育する、教育係の班長。
花たちはまず一ヶ月間、鷹臣班の元で抱き方や抱かれ方、フェラの実技などを学ぶ。
冬悟を上回る太くてゴツい巨根の持ち主で、陰で極悪バイブ男と呼ばれている。
■ノア(NoAh)/ロア(RoAr)
25歳 185cm 飼い犬 リバ
目隠し、大型犬用の口枷、リード付き首輪、エネマグラ付き貞操帯だけを装備した、四つん這いの男性二名。
ノアは黒髪で、ロアは白髪。どちらも瞳は赤だが、滅多に目隠しを外さない。
人として生まれ持った名前はとっくに忘れ、人間の言葉を話すことはなく、常に発情した状態で夢衣に付き従っている。
尻への鞭打ちや踏みつけだけでなく、口頭での命令だけでも達することが出来る。
肉体改造として、スプリットタン、巨根化、犬歯の肥大化などがされている。
ついでに犬の遺伝子を組み込んであるため、射精時間が長く、量も多くなっており、交尾をする度にネコ側の腹が膨れている。
■狛館隷壹(こまだてれいいち)
28歳 183cm 案内係 タチ
私/あなた/○○様
長い黒髪を一つに項で結び、長い前髪で左目を隠した美麗な男性。
身長のわりに線が細く中性的な見目をしているが、商品と思って手を出すと物理的に痛い目を見る。
常に黒の燕尾服を着ており、如何なるときも敬語を崩さない。
バリタチ相手にはネコに回ることもあるが、基本的にはタチ。
ネコのときは騎乗位でご奉仕するのが好き。
■熊野御堂愁一朗(くまのみどうしゅういちろう)
39歳 205cm 回収係 バリタチ
己/お前/呼び捨て
顔に大きな傷が三箇所ある、強面のゴリラ。
冬悟が彼と出会ってから自分はまだまだ人間だなと思ったほど、色々強い。
名前が長いため、従業員たちからはクマさんと呼ばれている。
金を払わず逃げた客から『代金』を徴収するのが仕事。
■蘭(らん)/蓮(れん)
15歳 155cm 回収係 リバ
おれ/○○さん/○○ちゃん/パパ(愁一朗のみ)
元は切花だったが、戦闘力を買われて熊野御堂の継子となった、双子の兄弟。
切花時代にクソ客に薬を打たれており、そのせいで媚薬セックス中毒。
仕事終わりに報酬の媚薬を打って熊野御堂の前でヤるのが好き。
切花と蕾
嬌花楼で働く、夜咲く花たち。
此処の商品たちは花の名を持ち、客たる蝶に一夜の蜜を提供する。
■桜(さくら)
16歳 150cm 白髪/紅目
私/貴方/○○様
嬌花楼一番の稼ぎ頭で、花魁クラスの男娼。
長い白髪と大きな紅い瞳が特徴で、二次性徴など知らないかのような肢体の持ち主。
太客を何人も抱えており、後輩にも優しい良き先輩。
■鈴蘭(すずらん)
13歳 148cm 白髪/薄青目
ボク/アンタ/呼び捨て(客には一応さん付け)
猫のような大きなつり目が特徴。
此処に来たばかりの頃は反抗的だったが、桜と出逢って態度が軟化した。
鈴蘭という名前は可憐な見た目に対して毒が強かったことから、桜が名付けた。
■撫子(なでしこ)
12歳 136cm 薄茶髪/薄茶目
私/旦那様/○○様
ごく最近研修期間を終えたばかりの、ピッカピカの新人。
花になれるのは十二歳からなので、新人且つ最年少という一番の下っ端。
元の性格もあって腰が低く誰に対しても丁寧語で話す。
初回の客がDV気質&違法薬物持ち込みクソ野郎という不運な子。
傷を癒すための消毒セックスで双子にメス堕ちさせられた。
■梔子(くちなし)
14歳 136cm 紅黒髪/紅目
私/○○様(書き文字)
宵花楼に買われる前、両親に虐待されて育った影響で口が聞けない。
声は出るが吐息ほどの微かな声量で、言葉を話すことが出来ない。
そのため梔子は客を取らず、蕾(禿のようなもの)としての仕事をしている。
■燕子花(かきつばた)
14歳 140cm 紫髪/黒目
僕/お前/呼び捨て
盗みとスリで生きて来た、元孤児。
夢衣に拾われて花となったが、それすらも金持ちの道楽だと反発して客を勾引かし、盗みと脱走を繰り返した。
結果、札が揃ってしまい懲罰房へ送られることに。
手足を落とされ、贔屓の屋敷でオナホとして第二の人生を歩んでいる。
■椿(つばき)
13歳 138cm 白髪/紅目
僕/○○様(客)/○○さん(従業員)
性技よりも琴や三味線、歌や舞などで客を楽しませている男娼。
決して性技が劣るわけではないが、何故か彼の蝶は椿を観賞しながらの食事を好む。
桜に続く稼ぎ頭で、蝶と殆ど寝ることなく大金を稼いでくる。
花札一覧
花札の役が符丁になっている。
得点が高いほど罰金や懲罰が重くなる。
五光をやらかす客は滅多にいないが、雨四光は意外といる。
一番多いのは花見酒や月見酒。
■松に鶴
品書きにないプレイの強要。
首を背ける鶴を無理矢理顔を向けさせることに喩えた符丁。
花には可能なプレイが個々で決められているため、マニアックプレイがしたいなら高い金を払って専用の花を買わなければならない。
■梅に鶯
花に『ガチ恋』して他の客に嫉妬する。
春告げ鳥を客の春にかけた符丁。
夢を見る程度なら仕事のうちだが、他の客に迷惑行為をした時点で札がつく。
■桜に幕
肉体的な暴行。
美しいものに傷をつけ、布で隠すことを暗喩した符丁。
■藤に不如帰
贔屓を指名せず別の花を買う行為。
不如帰の名前の由来から取られた符丁。
因みに、贔屓を決めずに渡り歩く行為自体は違反ではない。
そういう客を迷い蝶と呼ぶ。
■菖蒲に八ツ橋
部屋で賭け事をする。
勝負と菖蒲をかけた江戸仕草風味の符丁。
■牡丹に蝶
プライベートの花をタダで侍ろうとする行為。
同伴自体がシステムにない上、金をかけずに外で会うのは御法度。
華やかな牡丹に吸い寄せられる蝶の絵に基づいた符丁。
■萩に猪
料金踏み倒し。
あとを見ず逃げ出す行為を猪の暴走に喩えた符丁。
猪が出た、と声が掛かると山裾の村のような緊張感が走る。
因みに、取り立て屋のことを猟師・猟犬と呼ぶこともある。
■薄に月
暴言・恫喝。
客の狂気を月に喩えた符丁。
花遊びに来て暴言吐き散らかすのはぶっちゃけ正気ではない。
■菊に盃
酒関連の違反。
見たまま盃を酒に結びつけた符丁。
■紅葉に鹿
窃盗行為全般。
紅葉に紛れた鹿の隠蔽性に、こそ泥の逃げ隠れを喩えた符丁。
■柳に雨
違法薬物。
薬の持ち込みは禁止されている。
媚薬や媚香、軟膏の類は店で購入したもののみ使用可能。
薬が雨なので、その出所(売人)のことを雲と呼ぶ。
■桐に鳳凰
足抜け。
雌雄一対の鳥に駆け落ちの様子を喩えた符丁。
お互い想い合って店を辞めること自体は、店に大金を積めば可能。
だいたいは金のない蝶と騙された花が恋に狂ってやらかす。
BACK