愛という名の花蜜
「あッ、あっ
りょう、ほ……はぁっ
ああぁ
イクっ
ち○ぽも
ま○こもっ
ぜんぶしゅきっ
ぜんぶきもちいいっ
らめぇっ
イク
イクぅっ
」
とろけた表情で言ったかと思うと、腰がガクガク痙攣した。
色素の薄い金茶の長髪と灰色の瞳を持った、ファンタジー世界から飛び出してきたエルフと見紛う美しい男に覆い被さって薄桃色のソコにいきり立つペ○スを挿入し、背後からはヒグマの擬人化かと思うほど体もブツも立派な男に掘られて。雄の部分も雌の部分も容赦なく責め立てられ、搾り取られて、姫城秋良は剛直を咥え込みながら美人のナカで果てた。
「はぁっ
ふぁあ
イクの、とまんにゃいぃ
るなちゃのおま○こ、きゅんきゅんしててきもちぃ
とーごのごくぶとおち○ぽも、ごりごりきもちぃよぉ
」
多幸感に満たされた表情で、とろける声で、秋良はうっとりと呟いた。
長めに切り揃えたサイドバングがさらりと頬にかかり、額を隠す前髪は浮いた汗に張り付いて、鳥の尾のように長く伸ばした後ろ髪は白い背中から流れ落ち、シーツに散っている。呼吸は長距離を駆け抜けたように荒く繰り返され、腰は本人の意思などお構いなしにビクビク跳ねる。
「秋ちゃん、上手にイけたねえ
ふふっ
俺のおま○こもすっごく気持ちいいよ
」
絵面としては二人の男に組み敷かれている美麗な青年が、うっとりと微笑み秋良の頬を撫でる。うっすらと筋肉が乗ったしなやかな肢体は美術品のようで、ただ微笑を向けるだけで世の全ての女性を虜に出来るポテンシャルを持っていながら、彼はいまこうしてベッドの上で男に足を開き、抱かれている。
秋良が胸に頬を寄せた状態で無意識のままに弄っている青年の乳首には紅い宝石がついたピアスが輝いていて、ぷっくり熟れた桃色のそれを淫靡に彩っている。
芸術作品の如き美貌の青年は、名を王宮西夏月という。
「……すまん。もう一回、いいだろうか」
「ふぇっ……!」
秋良の背後、夏月の正面で、悩ましげに眉を寄せてヒグマ……ではなく、筋肉質な男が言うと、秋良が思わずといった様子で身を縮めた。
丸太のように太い手足に、鉄板のような大胸筋と腹筋。二メートルという長身と、その体躯に相応しく凶悪なペ○ス。秋良を抱くまで異性の恋人が出来なかったのは、彼の朴訥な性格もあるが、自身が己の凶器を理解していたからだった。
しかもいまは天然凶器に加えいくつもパールを埋め込んでいるため、秋良の体内は彼に抱かれる度余すところなくゴリゴリと抉られていた。
最早全身凶器と言っても過言ではないこの男は、名を鬼屋敷冬悟という。
「んふふ
冬悟くんは相変わらず絶倫お化けだねえ
いいよ、ヤろう? 俺はずっと寝てるだけだったし、秋ちゃんのことも支えたげる。……あ、でも冬悟は乗っかってこないでね? 俺たちおせんべいになっちゃう」
くったりととろけてしまっている秋良を撫でながらくすくす笑って夏月が言うと、冬悟はこくりと頷いてから凶暴なペ○スをずるりと途中まで引き抜き、一気に秋良の最奥を貫いた。
「くぁ……ッ
」
腹の中から直接横隔膜を蹴り上げられたかと思うような衝撃に、秋良の視界は白く弾け、喉奥から空気が漏れた。
その衝撃は夏月にも伝わっており、思わずナカを締めると秋良のペ○スがびくんと反応した。
一発目のときは、秋良も夏月を潰さないよう両肘で体を支えていた。二発目からは腕がガクガク震えてきてしまい、三発目を終えた先ほど、とうとう夏月の胸に崩れてしまったのだった。
恐ろしいのは、冬悟の体力である。殆ど声を上げていないことを差し引いても一番動いているのは彼だというのに。ずっと二人を組み敷いて、腰を振り続けているにも拘わらず、うっすらと額に汗が滲んで見えるだけで少しの疲れも見られない。
凶器は幾度の射精を超えても硬さと太さを維持したままで、それどころか、秋良が果てる度に凶暴さを増している気さえする。
「あんっ
あんっ
あんっ
いぐっ
イッてゅっ
おま○こイッてりゅのにぃっ
こんなの
おかしくなりゅっ
おま○ことけちゃうぅっ
おれのおま○こっ
ばかになっちゃうぅ
」
「あれえ? 秋ちゃんがおかしくなっちゃうのは冬悟のおち○ぽだけなのかなあ? 俺のおま○こは気持ち良くないの? 哀しいなあ」
「ちがうぅ
るなちゃのおま○こもきもちぃのぉ
おれのち○ぽちゅっちゅして、いっぱいとろとろしてくれりゅの、しゅきぃ
」
「ふふ
ありがと、秋ちゃん
俺も秋ちゃんのち○ぽ大好きだよ
おま○この奥の気持ちいいとこでびくびくして、せーえきとろとろ零してかわいいねえ
」
肉体的には冬悟が、言葉では夏月が、上から下から責め立てられて、秋良の思考はすっかりとけて悦楽の海に沈みきってしまった。
「あっ
あーっ
あーっ
きもちぃ
きもちぃよぉ
」
冬悟が掴んでいる腰だけが僅かに浮いた状態で、夏月の胸に体を預けきり、秋良は言語の殆どを忘れたかのように甘ったるい声だけを漏らし続ける。
夏月のナカに納めたまま腰を振ることすら忘れて、とろとろと射精かお漏らしかもわからない断続的な絶頂をし続け、そして。
「ふぇ……えぅ……きもちぃよぉ
うえぇ……」
「あらら、泣いちゃった。秋ちゃん相変わらず幸せが過ぎると泣いちゃうねえ」
「あう、ふぇ……るなちゃ、おれ、おち○ぽもおま○こもきもちぃのぉ
」
「うんうん、気持ちいいねえ。秋ちゃんは男の子も女の子も愛されて幸せだねえ」
「うん……っ
きもちぃのいっぱいしあわせぇ
」
子供をあやすように、夏月が秋良の頭を撫でる。
暫く秋良のナカでゆるゆるとペ○スを泳がせていた冬悟だったが、痺れを切らしてギリギリまで引き抜き、再度どちゅんっと最奥を抉り抜いた。
「んはぁっ
」
ビクビクと腰が震え、秋良は幾度目かも知れない絶頂を迎える。
二度目が終わる頃から、絶頂なのか余韻なのかもわからない突き抜けた快感が体を染め抜いており、高いところから降りてくることが出来ない。
「あーっ
あぁーっ
んぁ
あっ
あんっ
あッあッ
あんっ
おくっ
ち○ぽ
とーごのち○ぽぉ
あぁんっ
ち○ぽぉ
」
「ふふ
のーみそぶっといおち○ぽでいっぱいだね、秋ちゃん。もうなに言ってるかわかんなくなっちゃったねえ
ああ
俺のおま○こにも冬悟の極悪ち○ぽのごりごり突いてくる感じが伝わってくるよ、秋ちゃん」
「あはぁ
るなちゃもきもちぃ
ち○ぽきもちぃ
おれっ
いっぱいイッてぇ
ち○ぽいっぱいぃ
」
最早自分がなにを口走っているのかもわかっていない様子で、秋良は夏月に優しく撫でられながら彼の上でビクビク痙攣している。暫く、とろとろと勢いのない射精をしていたかと思うと、不意に腰がビクンと跳ね、一瞬の硬直ののち弛緩した。
夏月だけは秋良の変化に気付いて、うっとりとした笑みを浮かべた。
「冬悟、秋ちゃん俺のナカでお漏らししちゃったみたい。ふふ、かーわいいの
」
ビク、ビク、と跳ねる尻を見下ろして、冬悟は目元を和らげる。
秋良を挟んで冬悟と夏月がキスをすると、あいだにいる秋良が二人の体温をぐっと強く感じて、ふわふわとした笑みで譫言のような嬌声を漏らした。定まらない視線を宙に投げ出し、言語らしい言語を話せなくなった秋良の腰を掴み、冬悟は奥を力強く突き始めた。
「んあっ
ああぁ
イグっ
いぐぅ
あんッ
あんッ
イクぅうう
」
ぐっと息が詰まったような声が冬悟から漏れたかと思うと、秋良のナカにどぶりと大量の白濁をぶちまけた。きゅうきゅうと締め付けてはうねる秋良の肉壁に、冬悟の慾熱の証が最後まで搾り取られる。
引き抜かれた凶器は萎えた状態でさえ凶悪な大きさで、秋良の頭越しにそれを見た夏月は「いつ見ても極悪だねえ」と笑って言った。
そんな夏月の体にすっかり頽れて掛け布団のようになった秋良は、ヒクヒクと痙攣し続ける体を構う余裕もなく、ぐすぐす泣きながら夏月の指をしゃぶっている。
「冬悟、秋ちゃん暫くこのままだろうから、先にお風呂入ってていいよ」
「ん……悪い」
「いいえ。秋ちゃんが寝たら、俺にもその極悪ち○ぽちょうだいね」
こくりと頷き、冬悟は扉の先にある浴室に消えて行った。