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黒白(4567hit御礼 幸柳前提輪姦R-18)




「本当に可愛いなあ、蓮二は」
そう言って精市が笑った。
その横で、賛同するように仁王が低く笑うのが聞こえる。
何も言わない弦一郎は静観を決め込んだらしく、口を真一文字に結んでいる。
先程まで残っていた抵抗する気力も快感に呑まれて失せた。
精市の思いつきと興味が生んだこの状況にも嫌悪感を抱けない。


「ほら柳、口休めんな」
「んうっ…」
丸井に髪を掴まれ、股間を押し付けられる。
その時、蕾に何かが宛がわれるのを感じた。
「ぅ、んっ…」
「挿れても、いいっスよね」
赤也がそう言って、俺は丸井の陰茎を咥えながら小さく首を横に振った。
「んくっ、ぅうっ…」
「挿れますよ…」
「んんっ!!」
まだ慣らしてもいない蕾に激痛が走る。
「っ、きつ…」
赤也がすぐに律動を始めて奥を何度も突かれ、痛覚と快感に苛まれる。
「ああ、切れちゃったね」
精市の主語が無い言葉と太腿を何かが伝う感覚で、自分の状態を知った。
「う、んんっ、ふぁ…」
「歯、立てんなよぃ」
丸井が俺を見下ろして言った。
「柳さんのナカ、凄い締まるっスね」
「んぅっ、んっ…!」
痛みよりも気持ち良さが勝り、蕾は赤也の陰茎をきつく締め上げた。
「、柳…」
丸井に名前を呼ばれ、目線を上に上げる。
「んっ、ふぇっ…」
「口離せ…」
「ぅ、んっ、ふぁっ、はぁぅっ…あ、ああっ…」
口を離すと、顔や体に彼の白濁が飛散した。
丸井が満足そうに笑う。
「お前、かけられんの好きだろぃ」
「んぁっ、ああんっ、はぁっ…」
「参謀」
「ぁあっ、ん、におっ…」
赤也に揺さ振られながら仁王を見上げた。
仁王が屈んで唇が重なり、舌が咥内に侵入してくる。
「んっ、んぅっ…」
呼吸すら上手く出来ず、仁王のものと混ざった唾液が顎を伝って流れた。
絶える事無く赤也から与えられる刺激に、思考は機能する術を失った。
その時、仁王の片手が俺の胸に伸びる。
爪で痛みが残る程に引っ掻かれても、それだけで体が跳ねた。
「んっ、ふぁっ、はあっ…」
「っ、柳さん…」
唇が離れ、嬌声を出す声帯に冷たい外気が流れ込む。
赤也も絶頂が近いのだろうか、律動が激しさを増した。
「あかやぁっ、ぁっ、ひゃぅっ…んあぁっ、も、イくっ…!」
射精感が迫り、陰茎は勃ち上がって先走りを垂らしている。
蕾もヒクヒクと痙攣し、収縮を繰り返した。
「…柳さん、イきたい?」
「んっ、ひぁあっ!!ぁっ、いき、たいっ…あっ、ふぇぁっ……!」
「赤也」
精市の声がする。
「何スか…?」
「中に出さないでよ」
「分かってますって…」
「ああっ!!んんっ、はぁっ、やぁっ…も、むりぃっ、で、ちゃぅっ…!!」
「いいッスよ…!」
「んぁっ、やっ、ああああっ!!」
奥を深く突かれて限界に達し、射精した。
「っ、柳、さん…!」
赤也が果てる直前に蕾から陰茎を引き抜き、その精液が俺の体に飛び散る。
自分のものと混ざり合って、どちらがどちらのものかなんて判別はつかない。
「柳君」
四つんばいの体勢が維持できず倒れこむ俺に、柳生が言った。
「…大丈夫ですか?」
「っ、や、ぎゅ…」
「柳君…」
ベルトを外す金属音が聞こえた。


「ぁあっ、ひゃぁっ…!そこっ、ぁあっ、そ、んなっ、だめっ…!」
激しい突き上げに、ガクンと脚から力が抜ける。
柳生が的確に前立腺を刺激してくるせいで、俺はただ喘ぐだけだ。
「柳生ばっかりずるいじゃろ。参謀、こっちも」
「んぁっ、はぁっ…」
「柳君…っ」
「うぅ、んんっ…!」
目の前に突き出された仁王の陰茎に少し口を開くと、咥えさせられた。
だがそれが入りきるはずもなく、無理だと首を横に振る。
「ちゃんとやりんしゃい」
「うっ、ふぇっ、…」
「仁王君、柳君が可哀相でしょう…!」
「…お前さんに言われたくないのぅ」
喋りながらも柳生は律動を休めず、腰を打ち付ける。
いつになく熱を持った俺の体はそれを受け入れ、蕾は締め付けを強くした。
「っ、んうっ…んんっ!」
「参謀?」
「…イきたいんですか?こんなに締め付けて…っ」
「んっ、ひゃぅっ…ふぁっ、ぃ、ぅうっ!」
昂った性器は体液を溢れさせ、射精が近いことを主張している。
「っ、柳君…!」
俺の名前を呼んだ柳生の自身が中で質量を増した。
それを感知して蕾はギュウッと狭まり、陰茎は精液を射出した。
柳生もやはり中には出さず直前で引き抜き、俺の体に吐精する。
「んっ、ぅぁっ…ふ、んんっ…」
「参謀」
口に咥えた仁王の自身に口淫を繰り返すとやはり口を離せと言われた。
その通りにすると、顔に彼の精液がかかる。
俺の体は快感に比例するように、混ざり合った白濁に塗れていく。
「んぁっ、はあっ…」
「そんな顔しなさんな」
「はぅっ、ぁあっ…」
「蓮二」
「っ、せぃ、いちっ…」
「こんなにして。まだ足りないの?」
「んっ…」
肯定とも否定とも取れる返事を返した。
「いつから蓮二はこんなに淫乱になっちゃったんだろうね」
「やっ…」
自分を詰る言葉に体を揺らし、形だけで内容の伴わない否定した。
「いいよ。入れてあげる。ほら、四つん這いになって」
「はあっ…ぁっ、ああああっ!!」
床に手をつき、精市の方へ尻を向けるとすぐ、息が詰まるような圧迫感に襲われる。
「絞めすぎ…っ」
狭い中で精市が無理矢理に腰を動かし始めた。
「ぁあっ、ひゃああっ!!」
激しく突かれ、体が震える。
結合部からのはしたない粘着質の音に耳を塞ぎたくなった。
「っ、蓮二、気持ち良い…?」
「んっ、ひああっ、やだぁっ、やぁっ…!!」
執拗に前立腺を刺激され、押し寄せる快感に頭がおかしくなりそうだ。
精市が抜けそうになるところまで引いては深くまで挿し込む行為を繰り返す。「ひああっ…!!んぁっ、せぇ、ぃちっ…も、で、ちゃぅうっ、イっちゃうっ…!!」
「蓮二っ…!!」
律動の勢いが強くなって体に力が入れられなくなる。
内壁がヒクヒクと痙攣し始めた。
「あぁっ、んんっ…はぁっ、やぁっ、あっ、ぁああああっ!!」
耐え切れずに射精したそのすぐ後に、精市が中に出したのが分かった。
脱力して床に倒れこむ。
目蓋を閉じ、黒に沈殿していく意識を手放した。


end
長いことお待たせしてしまってすみません;;
幸柳前提の輪姦、こんな感じで宜しいのでしょうか…?
苦情、お持ち帰りはご本人様のみで。
リクエストありがとうございました!!



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