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言動不一致(R-18)




「ぁあっ、せ、いちっ…!!」
「静かにしないと、聞こえちゃうでしょ…っ」
そしたら蓮二は、「無理」と首を必死に振った。
布団を被ったままだから、いつもより何倍も空気がこもって熱い。
病院のベッドは、二人分の重さに耐えられるのだろうか。
スプリングが頼りなくギシギシ揺れた。


蓮二はここ最近、毎日のように病院に来る。
名目は見舞い、でもやっていることは反対だ。
「ひゃううっ、んっ、そこっ、らめぇっ…!!」
「イっちゃう?」
「やっ、も、イくっ…あっ、あああんっ!!」
「また布団汚しちゃったね」
「ひぁあっ…んっ、んぁあっ…!!」
イったばかりの蓮二に揺さぶりを掛けると、彼はまた喘ぎ声を漏らす。
本当に、可愛いと思った。
「蓮二…」
「んはあっ…ああっ…!!」
「…いつもより素直だから、今日は中に出してあげる」
「ンッ、出してぇつ…!!な、かっ…い、っぱぃ…」
「いいよ」
蕾の内壁が痙攣しながら締め付けてくる。
前立腺を突いてあげると、蓮二の体がビクンと跳ねた。
「グチャグチャだね」
蓮二の陰茎は先走りを垂れ流している。
亀頭を指先でいじると、気持ち良いくせに、蓮二は頭を横に振った。
「やあっ、らめぇっ…!!やっ、ふぁっ…」
「っ、あんなに拡張したのに、よく締まるよね」
更に突き上げを激しくする。
「ぁあんっ!!やだぁっ、んっ、で、るっ…あ、ああああっ!!」
「…出すよ、っ」
蓮二が吐精し、ギュウッと締め付ける蕾に俺も射精した。


「ね、蓮二」
後始末もそこそこに、訊いてみた。
「明日も来る?」
「…精市が来て欲しいなら」
「何それ」
素直に「来る」って言えばいいものを。
「来て欲しくない、のか…?」
「寧ろ泊まらせたいね」
すると蓮二は困ったように笑ってから、「毎日来るよ」と呟いた。
勿論、それを聞き逃すなんて真似はしないから、「約束だよ」と念を押す。
そして俺はまた明日も、ここで蓮二を抱くのだろう。
end



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