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悪趣味(R-18)




本当、趣味が悪いと思う。
わざわざ神奈川から東京まで出向いたやったというのに、家について早々女装を要求するこの男。
一見すると爽やかにも見えそうな笑顔を作ってはいるが、やっていることは変態まがいの行為だ。
「な、減るもんでも無いんやし、ええやろ」
「っ・・・やだ」
「そないに意地張らんでも」
「・・・絶対に嫌だ」
「似合うから安心しいや」
「・・・そ、そんな近くで喋るな・・・」
忍足が耳元で低く笑い、背筋が震えた。


「かわええで」
「・・・嬉しくないな」
結局抵抗できず、されるがままにスカートを穿かされてしまった。
着せられたセーラー服のスカート丈は異常に短く、忍足の趣味だというのが容易に読み取れる。
「蓮二」
不意に抱きすくめられ、耳元で滅多に呼ばない名前が呼ばれた。
ふざけた口調の忍足。
「つかまーえた」
捕まった。


「っ、んぁあっ・・・」
押し倒され、服をはだけさせられる。
脱がされないだけマシかと思ったのも束の間。
スカートを捲られ、忍足の指が俺の脚を這う。
「やだっ、なに、ぁぁあっ…」
下着の上から蕾を指でなぞられ、腰が浮いた。
「今ので感じたん?」
「う、るさぃっ…」
「ちょっと見いひん間に淫乱になってもうた?」
「ちがっ、やだぁっ…」
体が熱くなってくるのは、その声のせいだろうか。
「蓮二」
「んんっ、はぁっ…やぁっ…やだぁあっ…」
「ん?」
「それ、や、だっ…さわ、って…」
「何処を?ちゃんと言わな分からへんで」
「ここっ…さわって…」
忍足の指を掴んで後孔に導くと、突然、一気に指をナカに挿入された。
「ひぅうっ!!」
節くれ立った長い指で掻き回され、すぐに陰茎は勃起して先走りを垂らし始める。
「んぁあっ、はぁ、んんっ…」
「こっちは触らなくてええんか?」
服が肌蹴た胸を指差され、興奮して膨らんだ乳首に手を伸ばした。
抓ったりする度に込み上げる快感に嬌声が漏れ、腰が跳ねる。
「ああんっ、ひゃぁっ…ああぁあっ!」
「ここか?」
忍足の指が前立腺を掠めた。
「んんっ、そこぉっ、ひ、ぁあっ…」
そこを刺激されるのが気持ち良くて、腰を揺らして彼の指を締め付ける。
乳首を弄る手も、さらに激しくなった。
反り返った陰茎も先走りを垂れ流し続けている。
「蓮二」
「ひぁあんっ、ああぁっ…んっ、んあっ、イ、イくっ…ふぇぁっ、ぁあっ…」
「ええよ」
「ああっ、ゆ、ぅしっ…ぁっ、ぁあああっ!!」
喘ぎ声を洩らして射精し、白濁が飛散した。
それでも物足りなくて、忍足に懇願する。
「はあっ、お、っきぃのっ、いれてぇっ…ゆ、しの、ほし、ぃっ…」
すると彼が口元に、仕方ないといったような笑みを浮かべた。
本当はこうやって俺にねだらせるように図った癖に。
そう分かっていながらも結局乗せられる俺は、やはりこいつに甘いのだろうか。


end

終わらせ方が分からない(汗)



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