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泥酔 (1111hit御礼赤柳 R-18)




「赤也、それくれぃ」
「いいっすよ」
二月十四日。
部室がチョコの匂いで充満している。
特に、丸井先輩のあたり。
「また随分と大量だな」
「あ、柳さん」
「弦一郎には見つかるなよ」
「柳さん、これあげる」
「・・・何だ?」
「チョコ」
誰から貰ったのか分からないけどなんとなく美味しそうなやつを柳さんに渡す。
手ぶらなところを見ると、柳さんは律儀だからチョコは全部断ってきたんだと思う。
「変なもの入ってないだろうな」
「入れてませんって」
「・・・貰う」
柳さんは箱を開けてチョコを一つつまんで口に入れた。
「・・・・・・苦い」
「マジっスか?」
「お前には向かないな」
そう言って頭をくしゃくしゃ撫でられる。
「いります?」
「いらない」
そう言って着替え始める柳さんの隣を、丸井先輩が通り過ぎていった。
「先に行ってるぞ」
柳さんもさっさと着替えてしまい、部室に一人取り残される。
着替え終わって外に行こうとドアを開けると、そこに柳さんがいた。
「っ、ん・・・」
「柳さん?」
「あかやっ・・・」
「柳さ・・・うわっ」
フラフラとこっちに寄ってくる柳さん。
倒れ込むように抱きつかれる。
首筋に顔を擦り寄せて甘える柳さんは可愛い。
「あかやっ、すきっ・・・」
「どうしたんスか?」
「し、よ・・・」
「え?」
「シよう・・・」
その時目に付いた、机の上のチョコ。
手に取って裏面を見ると、酒が入っていると書かれている。
多分、柳さんは酔っちゃったんだと思う。
「あかやぁっ、あ、かやっ」
「柳さん」
部室の鍵を閉め、柳さんを壁に押し付ける。
「んんっ」
「しましょっか」


柳さんのジャージを脱がし、シャツの中に手を入れる。
もうシャツから透けるほど勃っている乳首を弄ると、柳さんが小さく声を上げた。
「どうしたんスか?」
「んっ、きもちいっ」
普段は言わないことを言っているあたり、酒の力だと思う。
柳さんのズボンと下着を下ろすと、勃起した陰茎が晒される。
「さわ、ってぇ、あか、やぁっ」
「何処を?」
「ここっ、あかやっ」
柳さんは触れてるだけの俺の手に陰茎を擦りつけた。
陰茎を掴むと、柳さんは腰を揺らして喘ぐ。
「あっ、ああっ、ふぇっ・・・ああ、んっ」
「柳さんもうこんなになってる」
「だ、って、きもちい、からぁっ・・・」
「どうして欲しい?」
「はあっ、んんっ、も、っとさわ、ってえ」
縋るような目で俺を見る柳さん。
じゃあいっそ、と彼の陰茎をギュッと握った。
「ああっ、あああっ!?」
すると彼は射精し、その場に崩れ落ちた。
「もうイっちゃったんスか?」
「だ、って、あ、かや、がぁっ・・・」
ぼたぼたと股間から滴り落ちる精液を隠すように、柳さんは脚を閉じる。
「違いますよ。俺のせいじゃなくて、柳さんが淫乱なんでしょ」
「ああっ、そんなっ、ちがっ・・・」
「柳さん」
「あかやっ・・・」
「ねえ、気持ちよくして欲しい?」
「んっ・・・」
頬を赤くさせてコクリと頷く柳さん。
何でこんなに可愛いんだろ。
「じゃあ、お願いして。可愛くできたら柳さんの好きなようにしてあげる」
「やっ、はあっ、んんっ」
「早く」
「ぁか、やのっ、おっきいのっ・・・ぁあっ、ほし、いっ・・・い、れてぇっ」
「聞こえないっスよ?」
困ったような顔の柳さん。
「柳さん、立って」
「んっ・・・」
「壁に手ついて」
「こ、う・・・?」
「そう」
壁に手をつかせ、こっちに尻を突き出させる。
それから、柳さんの蕾に陰茎を挿入した。
「あああっ!!」
「ほら、立って」
ガクンと脚から力が抜けた柳さんを支えて言う。
「やっ、むりっ、ああっ」
頭を弱々しく横に振って否定の意を示し、柳さんはその場に倒れ込んだ。
「仕方ないっスね。じゃあ、四つん這いになれます?」
「はあっ、んっ」
大人しく四つん這いの体勢をとる柳さん。
「可愛い」
「う、るさぃっ、は、やくっ・・・」
涙目で睨まれる。
「分かってますって」
そういえば慣らしてないことに気付いたけど、まあ大丈夫だろう。
柳さんの後孔に、陰茎を突っ込んだ。
「ひああっ!ああっ、ぁっ、かやぁっ」
「動きますよ」
それだけ言って、律動を始める。
「んあっ、はあ、んんっ!ひゃ、ああつ・・・」
「柳さん、腰揺れてますよ」
「ああっ、きもちいっ、ああっ!?そこっ、ああっ、あかっ、やぁっ!」
亀頭が前立腺を掠め、柳さんが嬌声を上げた。
「っ、ここっスか?」
「ひゃあっ、んはぁっ、そこぉっ、も、っと、ああぁっ!」
前立腺を突く度に柳さんは頭を抱えながら、俺の陰茎をキュウッと締め付ける。
そうやって喘ぐ柳さんが可愛くて、俺はさらに突き上げを激しくした。
「やぁっ、も、あああっ!ぁか、やぁあっ、イ、くっ、ぁあっ」
「イっていいっスよ」
柳さんはもうイきたいらしく、ナカが一際きつく陰茎を締め上げてくる。
「ひゃあんっ、あかやぁっ、あっ、ふぁっ、ああああっ!!」
ビクンと体を震わせた彼は射精し、一気に力が抜けたように腰を落とした。
「き、つっ…」
ナカの締め付けに耐えかね、俺も柳さんの後孔に射精する。
「あ、かやぁ…」
柳さんが、ぎゅっと手を握ってきた。
「大丈夫っスか?」
その手を引っ張って抱き起こすと、何の前触れもなしに突然彼が倒れこんできた。
「…柳さーん?」
「っ、んん…」
暫くして聴こえてきたのは、寝息だった。
「寝るの早…」


どうにかこうにか処理をしてジャージを着せた俺は、幸村部長と真田副部長への言い訳を、必死に考えるのだった。
(起きてくださいよー)
(んん…あ、かや…)
(あ、寝言)


end
お待たせしました!
1111hitの赤柳、こんなんで宜しかったでしょうか?
要望等あればお申し付けくださいな。
お持ち帰りと苦情は、いつも通りご本人様のみで!
では!!


※未成年の飲酒は禁止です、念のため。



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