第一話(1/8)



「総悟ォォォオオ!!!!」


毎朝、僕の部屋の前は追いかけっこの定番のルートになっている。


「ふぁ…朝から元気だよね〜」

僕は寝起きのまま洗面に出かけた。
まだ頭は全くと言っていいほど機能していなかったが…
沖田と土方さんの声だけは判別できた。


「やっぱり慣れかな…?」


ふと、口に出したとき…

「おい、水樹!」


背後に息を乱した土方さんがいた。


「水樹、今日は見回りのついでにマヨとタバコ買ってきてくれないか?」

「パシリですか?」

「…いや、その代わり明日非番にしてやるから」

「マゾです…あ、間違ったマジですか?」

土方さん意外と優しいな…

- 6 -


[*前] | [次#]
ページ:


戻る


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -