第五話(2/8)
「総悟ォォォ!!」
しばらくして、土方さんの怒鳴り声がいつものように聞こえてきた。
「そろそろ起きようかな。」
僕は布団から出ることにしたが…
「寒っ」
という理由で、もう少し布団に入ってることにした。
しばらく、布団出られずにいたら…
「水樹」
そこへ隣の自室から、お兄ちゃんがやってきた。
「お兄ちゃん、何しに来たの?」
「え、何しにって…起こしに来たんだよ。」
「あ、そう…
じゃあそこにある隊服とってよ。」
「これか。」
「早くして?寒いから。」
「え、お前半袖?」
僕が手を伸ばすと、お兄ちゃんはすぐに言った。
「半袖じゃない。」
「え、だって…」
「いいから、隊服ちょうだいよ」
「あ、ああ…」
お兄ちゃんがやっと渡してくれた隊服にやっと手を通してから布団から起き上がった。
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