第六話(2/4)
「お妙さーん!!」
「寄るな、ゴリラがァァァ!!」
「へぶぅっ!」
「全く、毎日毎日懲りないわねぇ…」
「お妙さんすごいですね。
今度僕にも教えてください!」
「もちろん、いいわよ。
さ、ゴリラなんか放っておいて買い物行きましょう」
「そうですね」
僕は、ゴリラの死体を見て見ぬフリをしてお妙さんを追いかけた。
「お妙さん…俺は、俺は…
絶対に諦めましぇんからァァァ!!」
背後から、突然ゴリラの遠吠え(?)が聞こえてきた。
「あら、まだ生きてたの…
しぶといゴリラね」
「ほんとですね。
僕が見かけたら動物園に引き取りに来てもらいますね」
「ええ、そうしてちょうだい。」
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