第三話(2/7)



「な、何かな?…あれ」

「零、見るな!目が腐るから見るな!」

「え、ちょ…」

「おい…」


僕が得体のしれないものへの疑問を、
銀さんに投げかけたら、無視され…
更には銀さんが隣に座ってくる始末。


「おい、こら!
何が目が腐るだ!?」


土方スペシャルというものを、
注文した人が額に血管を浮き出しながら、
怒鳴ってきた。

「あの、それなんなんですか?」

「これは土方スペシャルだ。
かつ丼の上にたっぷりとマヨをかけただけだがな。」

「…おいしいんですか?」

「ん、なんなら食ってみるか?」

「えーと…」


僕は少し迷った。

- 19 -


[*前] | [次#]
ページ:


戻る


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -