初めましての方は初めまして。
初めてない方は、こんばんにちは。yumisskey.netの鯖缶のぬいです。

さて、Fediverse Advent Calendar 2021の14日目です。
ホスティングについて書こうと思いますが、まずはたらーっと、私とFediverseとの付き合いを書いていきます。


Fediverse、というより、あの当時はmastodonという単体だと思い込んでいたSNSとの出会いは、2017年4月14日だったみたいです。私の始まりはMastodon.cloudだったことは、いつも必ず覚えていました。

昔からTwitterでずーっと呟いている生活をしていたのですが、根っからのSNS好きで、知らないSNSはとりあえず触ってみる人間でした。その中でmastodonを見つけ、「Twitterっぽいサイトが出ては消えての繰り返しを見てきたけれど、ここもそうなるんだろうな」なんてイキったことを書いているのを、この記事を書くためにアカウントを漁っていたら発見しました。しっかり生き続けてるぞばかたれ。

しかし、案の定Twitterに戻った私は、日本語で荒らしたフランス鯖のことなど忘れ、そして時が経ち、今度はニコニコ動画のメニューバーに「マストドン」の文字を見つけます。
この頃、TwitterはUserStreamを廃止したところだったと思います。廃人の私には手動更新のTLなど耐えられなかったのと、「マストドンまだ生きてたんだ!?」という、1度離れた人が大体言う台詞を漏れなく言いながら、ニコフレ(現在はbest-friends.chat)に登録しました。
ニコフレは、他鯖では類を見ないほどのLTL文化が成り立っています。今でこそHTL運用をするユーザーを見ますが、私がいた当時はLTLでみんなと話すサーバー、というイメージでした。
そして、それに疲れてしまう日が多くなりました。みんなと仲良く話すのはとても楽しい。けれど、私の性格上、実生活での文句も何もかも全部をSNSに書くので、その仲良しの空気を崩さないか心配。
そう思っていくうちに、集団行動の中で人の顔色を窺って喋るような、そんな感覚になってしまったのです。
そこで、LTLのないサーバーを見つけました。このアドカレの作成者であるのえるさんのサーバー、Fedibirdです。
Fedibirdには本当にお世話になりました。連合を見て、好きな人をフォローして、好きなことを喋っていました。今、これだけ自分を曝け出して楽になる場所としてFediverseを使えているのも、Fedibirdのおかげです(曝け出しすぎなのでもう少し控えましょう)

Fedibirdで長いことやっているうちに、Misskeyというものを知りました。長くmastodonをやっていた身としては恥ずかしい限りなのですが、FedibirdでようやくFediverseというものを認識したのです。
そして、新しいSNSが好きな血が疼き、Misskey.ioに行ったり、Fedibirdに戻ってきたり……。リセット癖というか、とにかくアカウントを変える人間でした。


さて、ここでホスティングの話に入りましょう。
「アカウントを変えまくるのも良くないよなー」とは思っていたところ、フォロワーの1人が、masto.hostで自鯖を立てたのを見ました。
ずっとお一人鯖には興味があり、プログラミングとか全く知識のない私は、最初からホスティングサービスを使う気満々だったのですが、その当時、ホストドンは新規受付を停止していました。そして私は英語が全く出来ない。「masto.hostに頼むなんてそんなこと出来ない!」と思っていた私に、「Google翻訳でなんとかなったぞ」とフォロワーが声をかけてくれました。
そして、全部をGoogle翻訳に頼りきってメールをし、作ったきり5年以上使ったことのなかったクレジットカードを使い、最初にホスティングサービスを使って立てたのが、hilo.masto.hostでした。
プランはPlanetを選びました。いろいろ調べてみても「お一人鯖ならPlanetで十分だよ」と書いてありました。
結果から言うと、私の環境ではTLが詰まりっぱなしで、SNS廃人的にはダメでした。まあ1ヶ月お試しでやってみたかったというのもあったし、「私には相性が悪かった」というのがわかっただけでも満足でした。

ちなみにmasto.hostのヒューゴさんとのやり取りですが、とても優しく、仕事の早い方でした。
頼んでからサーバーを実際に立ててくれるまでは分単位でした。メールログを見て気付いたけれど、1分に1通のペースでやり取りしてるわ……ヒューゴさんありがとう……。
プラン変更などで連絡した時も、ヒューゴさん側が夜だとわかってメールを送ったので全く気にして無いのに、「Sorry to keep you waiting, it was night time here.」と送ってくれて、すごく優しい人だなと思ったことを覚えています。

そして、鯖立てが早かったヒューゴさん、鯖消しも5分でやってくれました。
いつもの睡眠薬を飲んだ頭で「さてー鯖消すかあー」くらいの気持ちでmasto.hostへのサブスクを切り(先にこれをしたのが悪かった)、「まあいうて鯖消えるまでちょっとくらい時間あるでしょ。その間にフォローインポートしよ」なんて悠長に自鯖を開いたら、そこには既にエラーを示す可愛い猫の画像。正直爆笑してました。「仕事はえーよwwww」。
移動先のアカウントを用意していたわけでもなかったので、とりあえずFedibirdにアカウントを作って、笑いながら連合からフォロワーを拾って行った記憶があります。
鯖を消すときは、サブスク切るのは1番最後にしようね! お姉さんとの約束だよ!


さて、2度目のホスティングサービスを使用して鯖立てをします。今のyumisskey.netです。
Fedibirdに大急ぎでアカウントを作ったあの日から、というかあれより前からずっと、「Misskeyでお一人鯖を持ちたい」と考えていました。のえるさんのアドカレでこんなことを言うのも悪いかもですが、MisskeyのUIとリアクションがとても好きなんです。今でこそFedibirdにもリアクションはありますが、実装される前からリアクション遊びが好きでした。
しかしMisskeyは、masto.hostやホストドンのような鯖立て代行サービスはないので、諦めていました。
しかし、10月4日。そう、Misskey.ioのデータが吹っ飛んだあの日。「お一人鯖も諦めて、アカウント変える癖も止めて、いい加減定住しよう」と決めていたioのアカウントが、ノートどころかIDごと吹っ飛んだあの日。
アカウントをioで作り直して、「吹っ飛んじゃったぜはっはー」と笑い飛ばしつつも、「いいキッカケ? だし、自鯖持ちたいなあ、誰か立ててくれないかなあー!」とTLで騒いでいました。そりゃもう1人で叫んでいました。そうしたらなんと、Xelticaさんが「月○○円くらいで鯖立て代行しますよ」と声をかけてくれました。すぐに話に乗りました。
その時の私は、MisskeyとGroundpolisの違いをよくわかっていませんでした。「ioとめいすきーみたいな違いで、Misskeyであることに変わりはないのかな」なんて勘違いをし、Misskeyの文字を入れてドメインを取得しました。
Groundpolisは、Xelticaさんが、Misskeyを元に機能追加・変更をしている、とのことで、Misskeyとは別物だよ、と後で教えられました。
そしてここでまた、新しいもの好きが発動。「グラポリでお願いします」とXelticaさんに伝え、鯖立て代行をしてもらいました。なおドメインはyumisskeyである。

XelticaさんにGroundpolisでホスティングを頼んでからもう1ヶ月が経ち。masto.hostのPlanetで感じたTLの詰まりは一切感じず、快適に過ごしています。
UIなど、「ここがこんな感じで不便」なんてちゃんと真っ向から話せば「ここはこういう仕様だから仕方ない……けど確かに不便だな、うーん」なんて真っ向から返して悩んでくれたり。まだまだ発展途上なのかな? とは思いつつ、その発展の中にいられる楽しさもあります。


さて、締めです。
お一人鯖を持ちたかったり、はたまた、人を呼び込めるサーバーを持ちたかったり。要は「鯖缶になりたい」「けど自分で鯖を立てる知識はない……」と悩んでいる方がいたら。
知識をつけるのももちろんありだと思います。でも、もっと手っ取り早く。お金を払って立ててもらう。そういう手段があるよ、ってことを知ってほしいなと思って、mastodonとMisskeyのホスティング経験を書いてみました。意外なところがホスティングで立てられたサーバーだったりして驚くことがあります。人呼び入れてもこんなに安定して動くんだあ、って驚き。

フランス鯖から始まって、現在はGroundpolisでお一人鯖。早いもので、Fediverseの海に入ってから4年になるみたいです。
これからももっといろんな人と、いろんなサーバーと出会ってみたい。Twitterでは見れなかった"人間"というものが見られて、とても私は楽しんでいます。このアドカレに参加している方たちもきっと、楽しんでいたら良いなと思います。

明日はみーちゃそちゃんの日です。
実は、まだMisskeyを知らなかった頃、みーちゃそちゃんが鯖缶をやっていた「みーすきー」だけを知っていて、ずっとそこがMisskeyの本家なんだと思い込んでいたことがありました。「みすきー」と「みーすきー」の違いがわからなかったのです。
いろんな知識をつけてきた4年だったのかな、と、こんなところでも思います。

それでは、私のお話はこの辺で終わりにします。だらだらとした文章を読んでいただいてありがとうこざいました。来年も、良いFediverse Lifeになることを願って。ぬいでした。


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