手を離したのは僕だった

それが何かは解らなかった

駆けて駆けて求める

追い付かない背中を少しだけ罵倒して

気づいたなら笑ってよ

頭痛の種は知らぬふり

澄んだ二つの色が淡く深く混じる中で

世界の隅で僕らは今日も

どこにも行けずに立ち止まった

今日もまた、食べに行こうか




君はとても残酷な人だね。私をこんなにも放っておくなんて。




.
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -