ともだち(2/3)





いやいや
おいおい
あはは


「何してんだコラ」

「智也お帰り!僕お腹すいたよ!」

「ああ、まあ待ってろ。でもお前、そいつ‥」


侑李は今朝のミミズを座布団に座らせて向き合ってた。
まだいたのかそいつ。


「そいつって、お師匠さまのこと?」


お師匠さま?
ミミズが?

いやいや


「友達なんだろ」

「でもお師匠さまだもん」

「あそう。で何してんの?」

「会話」

「ほほー」


俺は侑李とまともな会話した事ない気がする。
だってこいつよくわかんねーもん
存在が。

俺は適当にネクタイを外してスーツを脱ぎながら、ミミズに声をかけた。


「お師匠さま、そろそろ帰んなくていーのかい」

「ソロソロじゃな」


お?


「えーっ。お師匠さま今日はありがとう!」

「ナンノナンノ」


お?

え?


 

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