出掛けた先で美味しいタルトの店がありまして

如何にもオシャレな紙袋から出した箱を開ければ人数分の苺タルトが
実は俺も有名なとこでチョコレート買いましてね

村上も鞄からラッピングされた小さな袋を出してテーブルは色とりどり



「お前らなあ、
婦人会じゃあるまいし」

『まあまあ♪店長も
食べますよね』

「当たり前だろ...あ」


そういえば、と一条も棚から一目見て高級な紅茶を出す
なんだ店長もかと笑う2人に背を向けてお湯を注ぎだした


「どうしたんすかそれ」

「あ?客から貰ったんだよ」

『ホストですかあんたは』

「うるさい。
淹れてやらねぇぞ」




苺タルト、チョコレート、甘いティーが揃えばあっという間にお茶会
ソファに腰を沈めてネクタイを緩め、束の間の癒しの時間に


「あー...さっきの客
大変だったんじゃない?
俺フロアに居なかったけど
あ、紅茶美味しいっす」

『大変でしたよ...
店長のフォローがなかったら
死んでましたよ私
やだこのチョコ美味しい』

「ああいう客が逆に
鬱陶しいんだよ。まあもう
来る事も無いだろうけど
ん、苺タルトなかなか」




美味しいのはみんなが居るから?こんなにもまどろむ午後4時に佇んで無防備にも甘さに身を任せる。溶ける

そんな三人に社員が「仕事中ですよ」とつっこんだのはその30分後













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