「さあ何が欲しい?ナマエ
ロレックスか?車か?
最高級ブランドの鞄?服?
ジュエリー、宝石か?
何でも欲しい物を言ってみろ」

『銀さん怖い...凄く怖い...』

「銀さん!やめてください
ナマエ怖がってるから!
震えてるから!」




生まれたての小鹿のように震えるナマエの肩に手を置き支え、銀さんの猛ラッシュから守ってやる。
気に食わないような顔をしないで銀さん。ナマエの気持ちも考えてあげてくださいよ!



「俺なりの愛情表現だろ」

「平凡な女の子に対して
重すぎる愛情表現ですよ!」

『あ...大丈夫ですから、私
銀さんや森田さんと一緒に
居られるだけで、
充分ですから...あはは』


あーあほらこんなか弱い女の子に気を遣わせちまった。
げっそりと笑うナマエを銀さんはじっと見つめている。あ、ちょっと銀さんなにナマエに抱きついてんの!


「銀さん!?」

『あわわわ...』

「一緒に居るだけだ
なんの問題もないだろ」



プレッシャーに押しつぶされてついには泣きだすナマエにへばりつく銀さん。
ごめん、流石に引き剥がすことは出来ないから...



「ごめん、ナマエ...」

『えぇ!?』

「クク...観念しろや」


その何だかんだ微笑ましい光景を見ながら、また来年もなんて都合のいいことを考えてしまったり















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