※色々と壊れています
なんていうか、酷いです
時代考証?キャラ?何それ美味しいの?そんな方だけお進みください。











「このままではちょっとまずいか…。なにか回復するものは」

バンッ!

「大丈夫か!左近!」
「…ええ、ちょっと今やばかったですけどお陰様でなんとか。ところで殿は何故当たり前のように車から降りてきたんですか…。」
「あ、幸村が送ってくれてな。」
「左近殿お久しぶりです!」
「うん、なんていうか…なんで幸村が車を運転してるんだ…?」
「地方は車が無いとやっていけないんですよ。上方はまだ馬が主流でしょうけど。あ、でも途中までは兼続殿が車で送ってくださったんですよ。」
「一時期俺も地方にいたがそんな事情知らないですよ!?ああ、それにしてもやっぱり兼続さんが絡んでるんですか…。」
「ははは、左近久しぶりだな!」
「ちなみに兼続さん、長谷堂での戦いはどうなったんですか…?」
「もちろん勝ったぞ!それでこの不義の山犬も連れてきたのだ!」
「久しいな、左近。」
「なんで政宗さんまで助手席にいるんですか!まだお二方はわかりますが、貴方は色々と違うじゃないですか!」
「左近殿、政宗殿が案内してくれなければもっとここまで来るのに時間がかかったのですよ。」
「ははは、どうも上田から関ヶ原に行ったことがなくて私では道がわからなくてな!」
「兼続は黙っておれ!そもそも、兼続が車で本陣に乗り込んで来おってな…。一緒にいた慶次は傾いてるねぇとしか言わんしな。そこでなんで車なのかつっこんだら、「車が怖いのだろう!田舎者の山犬め!」と言われてな。儂とて、地方じゃからな。車なんぞは普通じゃ!貴様こそ田舎者じゃろうがァ!と言い返したら、ドアを開けられて「なら、乗れ!」と言われてな。気付いたら乗っていた。見事な策じゃった。」
「あんた、普段は変なのに囲まれてるから変に見えないけど、割と変わってますよね。」
「黙れ。そこから後部座席に乗って、上田で幸村の家のワゴンに乗り換えてな。」
「それでワゴンを幸村が運転してるんですか…。」
「ええ、兼続殿の車がエコカーだったのでそちらの方にするか迷いましたが、関ヶ原に行くのだからと、うちのワゴンにしたんですよ。」
「今までに何人も味方を乗せてきたからな!広い方が人を救うことができる。まさに義!」
「ところで幸村、本当にここから徳川本陣に行く気なのか?」
「さすが殿、軽く兼続殿を無視しましたね。」
「ええ、そう遠くないですしね。戦もあと数十分で終わりますよ。」
「ちょ、幸村、お前引き殺す気満々じゃないか!」
「幸村、くれぐれも二度引くのだぞ…!」
「いやいやいや、殿もなんっうこと助言してるんですか!兼続殿、貴方の隣で正に不義が行われようとしていますよ!」
「ブレーキを踏まない限りは義だ!」
「兼続殿の義ってなんなんですか!そうだ、政宗さん、あんたは東軍でしょうが!」
「そうじゃな。よし、儂は後部座席に座るから兼続変われ。」
「何もよし、じゃないし!見つからなければいいと思ってるんなら政宗さん最悪ですよ!」
「幸村、これから道はわかるな。」
「軽くスルーされた!」
「ええ、霧が晴れてますし、大丈夫です。」
「それではな、三成!また戦いが終わったら会おう!」
「ああ、気を付けていけよ。」

バンッ!

「本当に行っちゃいましたね…。」
「はぁ…左近、あいつらに俺は時々付いていけなくなるんだ…。」
「突っ込む所が多すぎて何から話せばいいかわかりませんが、殿がそのままの殿で本当によかったと左近は今、幸せを噛み締めてますよ…。」






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