きらきらとした瞳が、クロコダイルの頬を容赦なく突き刺す。

言い知れぬ居心地の悪さに眉をひそめながら、クロコダイルは葉巻をふかした。何だこのガキ。睨むように見下ろすがきらきらきらきら、純粋そうな目は一向にクロコダイルを捉えてはなさない。

これやるよ。

そう言って来たと同時に帰って行ったドフラミンゴを思い出し、今一状況が飲み込めないなと煙を吐き出す。暫くそうして見つめ合った後、先に口を開いたのは子供だ。

「本物かっけー!」

きゃー!と歓声をあげた子供においおいとまた葉巻をふかす。格好いい悪い以前に警戒心はどこに置いてきたんだと片眉を上げた。

「でっけー!かっけー!!」

きゃー!と再度歓声をあげた子供に悪い気はしないが、だからといって俺にこれをどうしろというのだと煙を吐き出す。

子供の平均的な体格なんて知らないが、そんなに利口とも思えない子供に五、六才かと見当を付けてみるがだからといって対処の仕方が分かるはずもない。

「おれソル!よろしく!」

「あ?」

よろしくするつもりはねぇよと言う前に、またきゃー!と歓声を上げたソルにクロコダイルはやれやれと肩をすくめた。

で、俺にこれをどうしろというのだ。