妻子持ちの主。嫁とは喧嘩夫婦。娘はお年頃であんまり取り合ってくれない。

ある日王道で通り魔トリップ。身体能力の特典付き。

目覚めたらそこは……


→エースの場合

目覚めたらダダンに拾われ山賊入り。(割愛)
その後ガープに連れてこられたエースを子育て経験者ということで育児担当に。
ちょっといい感じに懐いて育つも、ロジャーが父親と理解するぐらいに主の妻子の話を知り、自分に娘を重ねられていることに気がついて反抗期突入。
その後和解は出来ないままエースは旗揚げをし、白ひげ加入までの道を進む。主に対しては裏切られたという気持ちが強く、しかし白ひげの父性に触れるにつれ主の優しさも理解し謝りたい葛藤も生まれる。

しかし踏ん切りもつかぬまま戦争編へ。

最後の最後、赤犬の手がエースを貫く瞬間……

→救済ルート
マグマに焼ける音に殺し損ねた悲鳴。
あっけに取られながら、焼け爛れた腕を辿ると痛みに歯を食いしばりながらエースを背に庇う主の姿があった。

「間に合った」

なんで。エースの唇が音もなく震え、しかしそれが分かったように主は振り返ると汗を滲ませながら不敵に笑ったのだ。

「息子の為なら親父はつえーよ」


→死亡ルート
エースは弟の背にその腕を回して、ありったけの力を込めてその体を抱き寄せた。

愛されていたのに、気づくのがあまりに遅すぎた。しかし何故だろう。申しわけないはずなのに、今、自身はたまらなく嬉しい。

走馬灯に流れていく光景。自身は確かに愛されていたのだ。子供の頃の葛藤は、決して虚しいばかりの願望では無かった。幼く浅はかだったせいで、気付けなかっただけだった。それが悔しくて、嬉しい。

せめて死ぬ前にもう一度会いたかった。頭を撫でてもらって、名を呼んでもらって、自ら拒絶したくせにあまりに自己中心的だと、薄汚さに嫌気すらさすというのに死ぬ間際に溢れてくる願望はそんなものばかりだ。

「ばかやろう」

せめて、元気で。








ドフラミンゴの場合

勝手に訳あり物件に認定されるも実際訳あり物件なので嫁子供を恋しがりつつドフラミンゴに求愛される。(雑)




シャンクスの場合

仲間に誘われついて行くも、あまり馴染めず一人でいることが多い。行方しれずの妻子を憂いているようで、シャンクスは1歩を踏み出せない。