上がる息使いさえ、普段の行為以上に羞恥を感じてクロコダイルは息を殺すように背を丸めた。

「な、クロコダイル。今どうなってる?」

面白そうに目を細める電々虫の視線が嫌で背を向けさせたはずなのに、それが余計に電話越しの声を電話越しだと意識させるようでひくりと喉が震える。

「っ、言わせんじゃ、ねぇ…っ」