「フッフッフ、離してやれ」

「えっ?」

帰ってきたらなんかちんまいのがいたので暴れるちんまいのを強引に抱っこしてたら若に言われた。いやあ、可愛かったもんでつい。

「んべべー!ぺド野郎キモイもんねー!」

「うっせぇばかこっち来んな見ろこの鳥肌!」

「それよりお前、抱き上げるなら爆弾どうにかしろよ、誤爆したらどうすんだ」

べとべとの人から後ずさりながらディアマンテの言葉にこてんと首をかしげたら、若が能力で俺の首をごきんと回した。oh…今、しちゃいけない音が…

「って、やっべ何この爆弾こっわ」

「今更だなおい」

「離せよ!!」

「断る!」

すりすりぐりぐりちんまいのに頬擦りしながらちょいちょいと身ぐるみ、もとい爆弾張り付けたベルトを外したらすげぇ白い目で見られた。今ならわかるぞこいつらの考えてること。手馴れてるとか思ってんだろ!言っとくけど子供のベルト率低いからな!器用なだけだこのむっつりどもめ!若に怒られるから言わないけど。

爆弾?べとべとの人に投げつけた。爆ぜればいいという意。

「ていうか君お名前は?可愛いねぇ飴食べる?俺はナマエね、お兄ちゃんって呼んでも痛い若痛いすみません調子乗りました!」

「うわ…」

「フッフッフ…毎度懲りねぇなァ」

解説しよう!(cv:富△)

若の能力により縛り上げられた俺はちみっ子を落とし挙句一人でクソ痛い奇っ怪なポーズを取り始めたのである!まさにマリオネット!どうなる俺!どうする俺!

「若おねがいやめて関節には可動域があだだだだ!!」

「フッフッフ、ヨガの達人になれるんじゃねぇか?」

ちみっ子のドン引いた顔が何より辛い件。

そのままべとべとの人が俺にちみっ子の爆弾巻き付けて外にぽいされた。やめてってさけんだのに。いやほんと、あいつだけはマジ絶許。