寝惚けながら見下ろした顔が妙に赤くて、ふと首をかしげた。

「おい、クソガキ?」

くあ、と欠伸を零しながら声をかけると、どこか虚ろな顔が俺を見上げる。その顔に、考えるまでもなく子供の背を叩いて寝床に押し戻した。

「病気だな、クソガキ」

「」