クソガキは、今でこそクソガキだが最初はそうでもなかった。

「ナマエ、ナマエ」

猫がにゃあと鳴くように、子供は俺の名を繰り返す。猫の鳴き声がにゃあだけでは無いように、たまに他の言葉も喋る。