高校生の年齢じゃ、今生の別（祖父母や親戚が死ぬという別れとはまた違う、近しい存在だった他人とのもう二度と再会出来ない別れ）っていうのはすぐには受け入れられない事だろうなあ、なんて。大人でも難しいですしね。
これをきっかけに上手な折り合いの付け方を覚えていくのかもしれませんが、その方法を覚えるまでの極短い間は事実を受け入れる事への葛藤に悩まされるのかなあと思うとご飯がススムくん(青少年が悩む姿大好きマン)
女の子は王様の事は良い思い出で終わらせるつもりだったとか言ってますが王様の気持ちを知ろうが知るまいがしばらく気持ちを引き摺ります。お話の中の彼女はあくまで強がりとして自分に言い聞かせる意味であんなこと言ってます。言い聞かせるというよりは思い込む勢いですね。
強がって誰よりも泣かずにいましたが、ベランダで遊戯から王様との思い出話を聞かされたり、王様の気持ちを不意打ちのように聞かされた事によって強がって奥底に押し込めようとしていた感情の蓋が開かれちゃったって感じです。