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──雨。

ミッドガルに久しぶりに降った雨は、全てを包み、飲み込んで。

言葉は意味をなさない。

否、既に声は届いていなかったのだけれど。

放った声も、放たれた声も、耳慣れる音も、見慣れる空も、雨に覆われて。
その涙も、声も、掻き消されて。

問い掛けすら届くことはない。

このまま、みんな一緒になるの?
雨は身体に溶け込んで、同化して、流されて…消えていく。

これで終わりなら、なくなってしまうなら。

最期に、精一杯、足掻いてみようか、
彼を呼んだ声。

何を叫ぶ唇。

"夢を持て"
"誇りを忘れるな"


一つの小さな声が、やがて大きな、たくさんの一つになって。

いつか誰かに届くよに。

その姿、偉業は消えてしまっても、存在は伝説となり、語り継がれる。

もう二度とその声を聞くことは出来ないけど。




もう、その声は聞こえない
(大丈夫、しっかり胸に刻んでいるから。)





────

誰かの語り…ザックスかクラウドあたりかと。

ONE PIECE観てる時書いたのですが…ばれてますかね;?
泣きながら書いたんでぐしゃぐしゃです、すみません(><)

久しぶりの更新がこれ…リアルが一段落したらたくさん更新できるようにがんばります!




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