―魔晄中毒のクラウドと、新羅屋敷をでて2ヶ月が過ぎた頃。 クラウドは少しだけだが回復の兆しが見えていた。 まだ動くことは難しそうだが、簡単な会話くらいならできるようになっていた。 それは、俺にとってとても喜ばしいことで、本当に嬉しかった。 …一緒にいるのに一人だ、とかいう孤独感に苛まれてたから。 クラウドの回復は、俺に希望を与えると同時に、安堵という魔が差したのも事実であった。 もう長い間会話という会話もなく、一人黙々と移動してたザックス。 もともとクラウドに片思いをしていたのだ。 …俺は、お前に求めすぎてた? だから、あんな事聞いちまったのかな? 「おはよっクラウド、今日も調子良いみたいだな」 「…お、はょ、ザックス」 「うん、元気そうでなによりだ」 ――その問いを。 「なぁ、クラウドは俺のこと好きか?」 クラウドは小さく頷き、 俺が安堵した ―――そのとき。 「ザ、クスは、大事な友、達だ、から」 そう、確かに答えた。 俺は、全身の血液が冷えきっていくのを感じ、オレの、思考回路ガ、書キ換エラレル、音ヲ、キイタ、キガシタ。 (なぜ、なぜ、なんでなんでなんでなんで、なんでなんでなんでなぜなんでなんでなんでどうして、なんでなんでなんでなんでなんでなぜ、なんでなんだよッ!?!?) "どうして、俺はお前を好きなのに、愛してるのに、救おうと、してるのに....." 「そう、か、残念だな」 "俺はお前が好きだった、始めて会った時から、ずっとな。だけどお前は違うんだ" そうクラウドに告げると、 "オレ"はバスターソードをとりだし、その切っ先をクラウドに向ける。 クラウドはだんだん状況を理解してきたらしく、大きな瞳を目一杯見開き、肩を震わせる。 「ゃ、ザック、ど して…?」 「驚いた顔も怖がった顔も、素敵だな。ずっと お前を手に入れたいと思ってたんだ。」 …オレのものにならないなら 「う、そ…じゃ、何で 剣。」 オレはクラウドの問いが阿呆らしくて、思わず笑いがこぼれる。 「そんな事、分かりきってるだろ?クラウドをオレだけのものにするんだ。…ずっと一緒にいよう?俺がクラウドを守るから」 「愛してる、クラウド。誰よりも、お前だけを」 そして、オレはクラウドの白い首筋に手をかけ――――。 クラウドの頬には、 涙が、ひとしずく。 なぁ、クラウド 散歩でもしないか? 今日は天気が良いから。 って、無理だよな? 魔晄中毒、辛いよな。 なぁ、クラウド今日もいい天気だ。今日は―――… End... __________ 突発的ヤンデレです、使い方違かったらすいません、 甘書こうとしたのに…(;_;) えと、補足説明で ザックスの中のジェノバ細胞覚醒しました、俺→オレになったのはその影響です。 クラウドは実はザックスが好きなのです。けど嫌われたくないので隠してます。そゆ涙です。 prev│next ( 1 / 1 ) [back] |