雨のち晴れ、虹予報。


雨が降っている。冷たい雨が二人を包んでいる。

洞窟に反響する雨の音が大きく聞こえる。その雨音のせいで私と彼の呼吸の音も、時折身じろいだ時に上がる衣擦れの音も全部全部、掻き消されていく。
一向に止む気配のない雨は、まるで私の……私達の心模様を投影しているみたいだって、冷たい岩肌の壁に背を預け、膝を折り抱いた状態で座ったまま私は考えていた。
背中が痛い。
傷口からじわりじわりと哀しみが拡がっていってるような気がした。


ニ・アケリア霊山で再会してから、私とアルヴィンの距離はぎくしゃくしたままだった。
会話らしい会話は殆どしていない。
アルヴィンは私を避けるようになったし、私だって実際、アルヴィンにどう接したらいいのか理解らなくなってしまったせいで、自分から私を避ける彼に近付く事が出来ないでいた。
それどころか、時々、アルヴィンの傍にいると無意識に怯えてしまっている自分がいて……。
アルヴィンはそれを敏感に感じ取って益々私達はぎこちなくなっていく。悪循環。

今の状況だってその悪循環が引き起こしたんだもん。
どうして……こう、なっちゃったんだろう。苦しくて溜息すら付けない。
今の私とアルヴィンはたった二人きり、薄暗くじめじめとした小さな洞窟の中、妙に距離を離した状態で座り込んで、何も話さずただ雨の降りしきる外の景色を眺めていた。

きっと以前の私とアルヴィンだったら、こんな状況には陥らなかったんだろうなって、私は一人壁に凭れたまま考える。

今より少し前の話。
ジュードやミラ、仲間達と魔物と戦っていたはずの私が目を覚ました時、既に洞窟の中だった。
あちこち傷だらけでおまけに体の節々が痛かった。
傍に居たのはアルヴィンだけで、私をじっと心底不安そうに覗き込んでいた茶色の瞳は私が目を覚ましたのを確認すると安堵の溜息をついた。
ぼんやりと気を失う前の事を思い出す。
確か……、私は仕留め損ねた魔物に振り払われて、崖を転がり落ちたんだ。
体のあちこちが痛いのはそのせい。
そこまで思い出してから、まだ完全には現状を把握できていないぼやけた瞳で、こちらを覗き込むアルヴィンの顔を見返した。

「……っ!」

突如、耳に木霊した銃声。
それは今しがた聞こえたものではなく、幻聴。気を失う前に聞いたもの。
私の体の横すれすれを掠めていった銃弾が魔物を仕留めた音。
あの時――皆と一緒に戦っていた時――、私はアルヴィンが放った援護射撃に怯えてしまって、一瞬固まってしまった。
その隙を、仲間を倒された事で凶暴になった別の魔物に薙ぎ払われたんだ。
気付いた時には私は吹き飛ばされ、急斜面に放り出されていた。
背中をこれでもかって程、剥き出しの岩にぶつけて一瞬で意識が飛んでいった。
そして意識が飛ぶ瞬間……。

「レイア!!!」

大声で私を呼びながら、同じ様に崖に飛び出してきて、私の体を抱き留めたアルヴィンの姿が見えたような気がした……。

「(気のせいじゃ……なかったんだ)」

私を見下ろすアルヴィンの顔を見て、あれが気のせいではなかったのだと理解した。
次第に意識もはっきりし始める。
横たわった状態から起き上がる時、私を支えてくれようとしたのかアルヴィンはこちらに一瞬手を差し出したけれど、その手は私に触れる事はないまま、すぐに引っ込められた。
何かに慌てているように見えたけど……気のせいかもしれない。
単純に今の私達の関係が気まずいから手を出すのをやめたのかもしれないし。
私自身、「どうしたの?」って聞く事も出来ない。あの時からアルヴィンとの会話に私は酷く悩んでしまう。
言葉を選び選び話し、相手の心の距離を測ってしまう。
だから会話が続かない。その沈黙が苦しくて、話し掛ける事にすら臆病になってしまう。
それでもこのままの状態で二人で固まっているのも変だから、何か、何か言わなきゃ……今の状況を聞いてみようかな、って迷っていると、「レイア」とアルヴィンが先に私の名前を呼んだ。とても小さな声。

「大丈夫か……?」

躊躇いがちな問い掛け。何だか、泣きそうな顔に見えた。

「う、うん……もう、大丈夫。……その、」

助けてくれてありがとう。
そう続けようとした私の言葉は、だけど、眉根を寄せ苦しげに表情を歪めたアルヴィンによって遮られてしまった。
『ありがとう』が伝えられないまま、私の中に沈んでいく。
苦虫を噛み潰したような顔をして彼はこう言った。

「ごめん」

たった一言。

その一言を最後に、アルヴィンは私から距離を取り、目を合わせなくなった。


もうどの位時間が経ったのかな。
雨音はさっきまでよりも強まっていて、まだ止んでくれそうもない。
強い雨は周りの空気を冷やして、洞窟の中もひんやりとしている。
その冷たさが背中に触れている岩越しに伝わってきて、背中がぴりりと痛い。
ううん、痛いのは体だけじゃない、心も……痛い。

さっき、ちゃんと、ありがとうを伝えられなかった事。
そして……アルヴィンの言った『ごめん』の意味を考えて、痛くてたまらない。

あの『ごめん』は何に対してのごめんなんだろう。
ハ・ミルでの事?それとも、あの戦闘での事?
私が、銃声に怯えたから?
それとも、両方?

本当は「もう気にしなくていいんだよ」ってずっと言いたかった。
だけど、あの時、私達に銃口を突きつけたアルヴィンの顔はとても怖かったし、撃たれた背中には激痛が走ったし、正直、これで私は死ぬんだと思った。
私は全てを包む事も受け入れる事も出来る聖女さまじゃないから、それらは全部恐怖の記憶として私の中に残ってる。
そのせいで銃声に怯えもするし、アルヴィンに上手く話し掛けられない。
でも……。
今、私とアルヴィンはこうして生きてる。
だったら、このままお互いに心を冷やし続ける関係でいるなんて悲しい終わり方したくない。

(それに……アルヴィンは私を助けてくれたじゃない。その気持ちは本物でしょ?)

銃声と同じくらい、耳に木霊しているアルヴィンの、必死に私を呼ぶ声。

「(やっぱり、ちゃんとありがとうって言おう)」

その声に勇気を貰いながら、私は立ち上がった。
少し離れた場所にいるアルヴィンの肩がぴくりと動いたけれど、視線は噛み合わなかった。
それでもぎゅっと拳を握って、アルヴィンの傍まで寄っていく。
私は諦めたりしないんだから。

「アル、ヴィン……」

眼下に見える焦げ茶の髪が微かに揺れたような気がしたけれど、アルヴィンは相変わらず視線をこちらへは向けてくれなかった。
背けられた横顔が私を拒絶しているようにも見えて、一瞬竦んだけれど、震える心を叱咤しつつ、もう一度アルヴィンの名を口にしようとして、私の目はその色を認識した。
アルヴィンが私から隠すようにしていた、左腕付近に出来た血溜まりの赤。
それは紛れもなくアルヴィンの流した血。つまり怪我をしているという事。
あの時!
崖に飛び出して、私を庇った時に出来た傷!
だから、私が起きようとした時、慌てて手を引っ込めたんだ。
傷は癒される事のないまま、アルヴィンの左腕はいまだに血を流して――。

私はさっきまでの躊躇いを金繰り捨てて、彼の名を呼ぶと目の前に座り込んだ。

「アルヴィン!」

私の強い呼びかけで、今度はアルヴィンも視線をこちらへ向けたけれど……そこに浮ぶのは苦しげで、悲痛にも見える表情。

「怪我してるのに何で言わなかったの!?こんなに、血……っ!」

「言える訳ないだろ。俺、お前を殺そうとしたんだぞ?」

「そんなの関係ないでしょ!!このまま放っておいたらアルヴィンが死んじゃうじゃんか!!」

「俺なんか死んだって構わないんだよ」

「何馬鹿な事言ってるの!?」

「だってそうだろうが!お前は、俺の銃に今だって怯えてんじゃねぇか!!」

だから今こんな目にあってんだろうが。
吐き捨てるようなアルヴィンの言葉で、私の中の血が一気に沸騰した。
『そんなの違う!』って心が爆発した。

アルヴィンの反応なんかお構いなしに、私は彼の左腕を掴み上げた。
一瞬、痛みに眉根を寄せたアルヴィンをキッと睨みつけると、傷を癒すための精霊術を施していく。
そうしながら、叫んだ。

「死ぬなんて許さないんだから!そんなの私が許さないんだから!そんなの、ズルいよ!!ただの逃げじゃない!!」

「……レイ、ア」

私の強引な行動と剣幕に呆気に取られた顔をするアルヴィン(私自身、こんなに感情を剥き出しにしたのは初めてだ)。
だけど、私の気持ちは治まらない。だからこの勢いに任せて全てを伝えてしまおうと理性じゃない部分が訴えていて、私はそれに従った。

「怖かったよ!本気で私達を殺そうとしてたアルヴィンは凄く怖かったよ!!痛かったよ!銃で撃たれた時、背中が焼けるみたいに痛くて、もうこれで死んじゃうんだって思ったもん!!」

「…………」

「だから、簡単に忘れるなんて出来ない!!私器用じゃないから何も無かった振りして平気な顔なんて出来ない。でも!私はアルヴィンとこのままでいたくない!!」

あの時、本来なら確かな腕前を持つアルヴィンの銃が狙いを外すはずなんてなかったと思うんだ。
幾ら動揺していたとは言え、急所を完全に外すなんて。
でも、実際銃弾は急所を外して、私はこうして生きてて……。
それって、もしかしたら運命の神様がそうしたのかもしれないって思うんだよ。私達はあのまま終わっちゃいけない。もっとお互いの事をよく知りなさいって。

「だから、私頑張るから!アルヴィンの事真っ直ぐ見て、素直な顔して笑えるように頑張るから。……アルヴィンも、私の事ちゃんと見てよ!私に触れてよ。私はちゃんと生きてるよ!!」

出血していた左腕の治療を終えると、私は最後にそう叫ぶように告げてから、くるりとアルヴィンに背を向けた。
涙が零れそうになって、それを見られたくなくて。

私は自分の今の気持ちを素直に伝えた。
それをどう取るか、後はアルヴィン次第で……。
その上でアルヴィンが私と目を合わせない事を選ぶなら、それはそれで仕方がない。
その時は今この洞窟を満たす空気の様に私達の関係は冷え固まっていって、やがて粉々に砕けて無くなっていくんだろう。
背中の傷跡は苦い思い出として残りながら。

一人、彼に背を向けてそう想いを巡らせ、心と体の両方が冷えていく感覚に陥っていく私をふいに大きな熱が包み込んだ。
冷気から遮断される私の体。

「アルヴィン……?」

躊躇いがちに、けれど確かに私に触れているアルヴィンの熱。背中から私を抱きすくめたアルヴィン。
背中に押し当てられたアルヴィンの頭。
あったかい……。

暫しの間、返事も何もなく、私を抱き締めていたアルヴィンは、やがて震える声で、小さく「温かい」と言った。「レイアは生きてる」とも。

「ごめん……。ごめんな……!」

「もう、いいんだよ。大丈夫だから。ごめんなさいはもういらないんだよ」

「っ、……生きててくれて、ありがとう」

「うん……。うん。私を守ってくれてありがとう」

「……うん」

ぎゅっときつく、苦しい位に背中から抱き締めてくる大きな腕を、ぽんぽん、と、子供をあやすように叩いた。
震えるアルヴィンの体と、声とが私の中に染み込んできて私の声も震えてしまった。
返事だって涙声。

でも、もう、私はアルヴィンが放つ銃弾に怯える事は無いに違いない。

アルヴィンに抱かれている間、雨音の騒がしさも、冷たい雨に冷やされ身震いするする程だった寒さも、私の意識の中からすっかり消え去っていた。
ただ感じたのは、アルヴィンの柔らかな心臓の呼吸と、私を包み込む一回り大きな体の熱がもたらすぬくもり。

あの時、ジュードや私に銃を向けて震えていたアルヴィンの感情は本物で。
きっと本当に、私達を殺そうと思っていたんだと思う。どうしようもなくて。
だけど、今こうして私を抱き締めて小さく肩を震わすアルヴィンの感情も紛れも無い本物だって理解る。後悔と、安堵の感情。
自分が傷付くのも構わず、何の躊躇いもなく私を抱えて崖を転がり落ちたアルヴィン。
「生きていてくれてありがとう」。そう言ってくれたアルヴィン。
全部、全部本物。

背中に触れる熱が傷口を癒していくような気がした。


暫くそうしている内に雨は上がった。
雲間から僅かに光が差し込んでくる。
私達は仲間と合流するために街に向かった。今居る場所からなら崖上を目指すよりも街に向かった方が近道であり、再会もしやすいだろうって。
多分、ジュードもそう考えて行動するだろうってアルヴィンは言った。
その辺りの状況判断は、やっぱり彼が傭兵として長い間生活してたんだなって思わされる。
そういう、今まで知らなかったアルヴィンの事、これから私は少しずつでも知っていけるのかな。そうだったらいいな。

街に向かう途中、幾つかの戦闘があったけれど、私もアルヴィンもちょっと前のぎくしゃくが嘘みたいに連携を取れるようになった。
無理に意識しなくてもパートナーの動きを読み取れる。
すぐ近くでする銃声に竦んでしまう事もない。
そりゃ、以前と同じとまではいかないけど、でもそれでいいんだ。
これから私達は以前と同じに『戻る』んじゃなくて、新しい関係を『創る』んだから。
そう……、少しずつ、少しずつ。

最後の魔物を仕留めると、小走りでアルヴィンに駆け寄ってからニッと笑って見せた。

「大勝利ー!」

「お疲れさん。けど調子乗ってると足元掬われんぞ」

元気いい方がレイアらしいけどな。そう言って、私の頭をくしゃりと撫でる大きな掌。
あったかくて、私は目を細める。



「あちゃー、また雨降ってきやがったか」

街はもうすぐそこまでってところまで進んだ頃、ふいにアルヴィンが天を仰ぎながら呟いた。
つられる形で私も空を見上げた。
曇天の彼方から、ぽたりと雫が落ちてきて鼻先を濡らす。
その一粒が合図だったみたいに、次から次へと落ち始める雨粒。
また、空気が冷たくなっていくのが分った。きっと、この調子ならそう時間の掛からない内に雨足は強まるだろう。

「レイア走れるか?」

「へ?あ、うん」

「この辺に雨宿りに丁度良さそうな場所なんてねぇし、街はもう目の前だ。走った方が早いだろ」

どしゃぶりになっちまう前に街に入るぞ。
アルヴィンの判断が正しい事を証明するみたいに、雨の線はその数を増やしはじめている。
近くには雨宿りに使えそうな洞窟も、大木もない。
だったら街まで一気に駆け抜けるのが正解だなって思って視線を空から前方へ移動させると、こちらを覗き込む茶の瞳があった。

「その……大丈夫か?背中」

おずおずと訊ねられた言葉の響きが、私には何だか酷く女の子扱いされているみたいに聞こえて気恥ずかしくなった。
今までそんな風に扱われた事がほぼ無いに等しかったから余計。
カッと頬に血が上るのを誤魔化すように、私はぶんぶんと大きく首を振った。

「だ、大丈夫!!今背中、全然痛くないし!ほら、私駆けっこは小さい時から凄く得意で負け知らずっていうか、任せとけ!みたいな?」

色気の欠片もない、妙なテンションで答える私の姿を見て、アルヴィンは小さく笑った。

「そうだな」

って。
でも、その笑い顔が何とも言えず優しくて、なのに、しっかりと大人の男の人の顔で、私は更に恥しく感じてしまって、思わず俯いた。
きっと真っ赤になっているであろう顔を見られたくなくて。

そのまま、濡れて色を濃くする地面を見ていると、突然、地面に落ちる雨が遮られた。
頭の上から降りてくる、ややどっしりとした質量。皮独特の香り。
私の周りだけ光が遮断され、雨が弾かれている。
ほんのりと感じる温かさは体温の名残。
つまり、今私の頭を覆っているこれは……。

「アル、ヴィン……?」

驚きと戸惑いで、顔が赤いのも忘れて私は顔を上げる。手で頭上のそれに触れながら。
確かに感じる皮のコートの感触。
顔を上げた先では、コート姿ではなく、白いシャツに彼を強く印象付ける長いスカーフ姿のアルヴィン。

「雨に、濡れない方がいいだろ……」

ちらりと私の背中に視線を向け、そう言うと、ふいと顔を逸らす。
その横顔がちょっとだけ赤いような気がするのは、私の気のせいじゃないはず。
初めて見るアルヴィンの少年めいた可愛らしい姿に、思わず笑みが零れた。
ちょっと大袈裟に「あはは、アルヴィンらしくない。似合わない。照れちゃって可愛いな!」なんて言っちゃったのは、本当は私自身の擽ったいような、気恥ずかしい気持ちを誤魔化すためだったんだけど。

「うるせぇ!人が折角……っ。ほら!もたもたしてっとびしょ濡れになっちまうぞ!」

茶化された事に拗ねた顔をしたアルヴィンは、躊躇いもなく強引に私の手を引っ張って走り出した。

「わわわっ、ま、待って?!」

「駆けっこは得意なんだろ?しっかりついて来いよ、レイア!」

最初こそ突然の出来事にびっくりしてしまったけれど、私は繋がれた手が解かれてしまう事のないように、雨の中を全速力で走った。

「任せてよ!アルヴィンこそ遅れないでよ?」

「はは、そりゃ頼もしいことで」

そんなやり取りを交わしながら。手はしっかりと繋いだままで。


雨が降っている。冷たい雨が二人を包んでいる。
だけど、繋いだ手と頭から被ったコートの熱が私を寒さから守ってくれる。私の心が冷えないように。

そして思ったんだ。
雨上がりには空に虹が掛かる事がある。
私とアルヴィンの関係にも、何時か、双方を繋ぐ虹が見れたりするのかなって。





アルレイでレイアの傷関連の切ないすれ違い。最後はハッピーエンドで/翔音様

この度はリクエストありがとうございました。そして随分とお待たせしてしまってすみません。5万HIT時に頂いたメッセージ本当にありがとうございます。
レイアは本当に可愛いですよね。一生懸命だけど不器用で空回りしちゃって、でも諦めない子で、大好きですVv
今回はアルレイで傷関連のすれ違いからハッピーエンドへ〜というリクエストを頂いたのでベタではありますが、二人きりでの遭難からの仲直りまでを書いてみました。
あまり切ない感じにはなっていないかもしれませんし、ベタすぎるネタばかりですみません。でも、書いてて楽しかったです。素敵なリクエストをありがとうございましたVv
それでは、拙い文章ですが、楽しんで頂けると嬉しいです。

2012.10.20


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