◇用心棒シリーズ/現代パロ


ストーカー気質な男性やロリコンな男性に良くモテる夢主。
身長低めで、しっかり乳もあるのに、童顔な容姿が、変態にモテる要素で(笑)
美人というより、小動物系。


『なんで私ばかりこんなめに遭うのよーうぅぅ』


泣きながら、リスのように食べ物を一生懸命頬張る姿を、コンラッドに目撃されるシーンから始まる。一目惚れされるよ!

もちろん腹黒いコンラッド。
夢主にごく自然にお近付きになるために、護衛を申し出る。

因みに夢主は親しい友人以外の男性は苦手。寧ろ絶滅しろと思ってる。


「そこの方!」
『!?っ、わ、わわわたしのことですか?』
「はい」
『な、なんですか』
「実は噂で、特殊な嗜好の持ち主に良く狙われると小耳に挟みまして、」
『……』
「俺を用心棒にしてくれませんか!」


学校で昼休みに呼び止められ、初対面でそう叫ばれた夢主は、ドン引き。

すみませんんんとか叫んで、断って逃げる。

その日から、夢主の教室に休み時間ごと現れて、護衛したいとか腕には自信がありますだとかアプローチして来るコンラッド。
もうお前も立派なストーカーだろうってツッコミたい夢主だが、コンラッドは学校で人気なため、友人にですら羨ましいと言われて味方がいない(笑)
クラスの皆は、コンラッドの応援してる。


「あんた、毎日のようにストーカーされてんだからウェラー卿に守ってもらいなよ」
『えー…でも仲良くないし…怖い』
「あんたねーあのウェラー卿に守ってもらえるのよ?この贅沢もんがっ」
『なら代わってよ』
「今週に入って、ストーカー何人目よ」
『……三人』
「襲われたくなかったら、諦めてウェラー卿に頼みなさい。今まで無事で済んでたのが奇跡なのよ」


悪運だけは強いんです。そして実は…と、


「あいつは私の弟だ」
『えぇぇー!?』


尊敬してる先輩(グウェン)からのカミングアウトに驚愕。
三兄弟は、かなりモテる為、彼等が父親が違う兄弟だというのは、有名な話なのだが、知らなかったの夢主くらい。日々いっぱいいっぱいだったから、噂や流行には疎い。


「父親は違うがな」
『先輩の弟さんなら、先輩から言ってやって下さいよ!私は大丈夫だからって』
「…だが……あいつの剣道の腕はピカ一だ」
『え。先輩よりもっ?』


グウェンから「私も心配だ」とか説得されてぐらぐら揺れる。夢主は、グウェンダルに尊敬の念を抱いている。初恋だったらいいなー。
答えを先延ばしにしてる間に、誘拐されて、コンラッドに助けて貰う王道な展開。


『お…お願いします』
「!はい!」


誘拐された恐怖と、コンラッドの強さを自分の目で目の当たりにすれば、断る選択は夢主の中に残ってなかった。

それからは絶対の信頼をコンラッドに寄せる夢主だけど、コンラッドの計画通りに事が進んでいるとは夢にも思ってなかった(笑)
ちゃくちゃくと距離を縮めて親密になり、自分がいないと生きていけないように依存させる計画(笑)

もちろんコンラッド夢だよ!





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