やってやる
ふーっと、はた迷惑な白い煙を吐き出しながらあぐらをかくマヨネーズ。
「いやマヨネーズはタバコ吸わねーよ。」
きっとこの後は周りを最高に気持ち悪くさせる黄色い物体を啜るんだろう。
「気持ち悪いってなんだよマヨネーズバカにすんなよ。」
ああ、なんかうるさいよもう死んでくれないかなぁ。
「てめー黙って聞いてれば人の事悪く言いやがって!!ぶんなぐるぞ!」
『ああ、ちょっと、心の中読まないで下さいよ変態』
「ちげーよおめーの心に中が全部口から出てんだよ。ったく、総悟が2人いるみてーだ。」
『総悟って言葉を思い出させないでくださーーーい!』
今私の目の前には土方さんがいる。とてもイライラした様子だった。
『はあ、そんなに嫌だったら部屋から出て行って下さいよ。』
「いやここ俺の部屋だから!勝手に押しかけてきたの名前の方だから。」
大きな声で怒鳴る副長。血管が切れたりしないのだろうか。
「よーし分かった俺が介錯してやるから、痛くしねーからそこに直れ。」
『そんなことどーでもいいから聞いて下さいよ〜きのう総悟が女の人と電話してたみたいなんですよ〜。』
うう、と畳に頭を押し付ける私。
そう昨日の夜、総悟の部屋の前に行くと女の人の声らしきものが聞こえたのだ。
別に総悟と付き合っているという訳ではないが、恋心を抱いている者としては厳しいことだ。
「いやおい俺の話も聞いてくんない。」