見た事ある場所


『じゃあ銀さーん行ってくるね!』

「あーはいはい。」


ドタドタと楽しそうな足音と声音。

その主は名前だ。

銀時の返事を全て聞く前に万事屋の引き戸がピシャンと閉まる。


「たく、朝から元気なこった。」

ジャンプを顔に乗せソファに寝転がっている銀時。


「ほんとアルなー。」

押入れから顔だけを出し眠そうにしている神楽。

「「若いっていいな。」」

「いやお前らがダメ人間なだけだよ。」


二人にツッコミ役の新八が言葉をさす。


「てゆうか神楽ちゃんは名前さんや僕より若いでしょ。」

「うるさいネ駄眼鏡。口ばっか動かしてないで手を動かせてを。」

「そうだそうだ新八ぃ。飯は出来てんのか飯は。」

「とっくに出来てますよ。..........僕が来る前から。」


そう言いながら冷蔵庫を開けると、そこにはもう出来上がっている目玉焼きが3人分あった。

どれも綺麗に焼かれていて、おまけにサラダも振り分けられている。

そんな完璧な自分たちの朝食を見て思った。

「「「若いっていいな。」」」

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