今、私はは何故押し倒されてるんでしょうか?
「ヤらせろ」
「いやいや、何でそうなるんですか!?」
放課後、部活のないと言う青峰君(たぶんサボりだと思います)と一緒に帰り、青峰の家に寄って部屋に入って雑誌を読みながら彼のベッドに転がっていたのです。
名前と私の名前を呼ぶ青峰君の方に顔を向けようとしたら、うつ伏せの状態から仰向けの状態にコロンと変えられました。そして今の状態に至ります。
「お前と俺はつき合ってるんだからいいじゃねぇか」
「待って、確かに私と青峰君はつき合ってます。だからってヤると言うのは…」
「わかった、恥ずかしいんだな」
「話通じてないですよなね!?」
ちゃんと日本語話してるはずなのに通じてないのは気のせいですか?気のせいじゃないですよね?
私と青峰君はつき合っています。ちなみにつき合って半年くらいになります。告白は彼からでそのまま…はい、大人の階段を登りました。彼のことは好きですので別に嫌ではないのですが…
「てか、もう何回もヤってんだから恥ずかしがるなよな」
「何回もしてるからとか関係ないです!!」
昨日だってシましたのに…そういえば、昨日もこんな感じの流れで最終的にシたんでした…だから腰が痛いのです。
「大体、昨日もシたではないですか」
「あ?昨日は昨日、今日は今日だろ」
「ワケがわかりません!!」
青峰君はぜ、絶倫なんです。私は淡白ってわけではないですが、あきらかに彼は絶倫。毎回スる度に途中で意識が吹っとぶんです。体力の違いもあるかもしれませんが、毎回はないと思います。
「じゃあ、一回だけならいいよな」
「一回だけと言って、それだけで終わったことないですよ?」
今まで一回だけと言われてシたことがありますけど、結局、二回三回とシました。
「名前、好きだ」
「もうっ、そういうこと言っても流されませんよ!」
いきなりの愛の告白に驚きました。私も好きだけどそれとこれは別です。とかいいつつ流されちゃうんですよね。
重なり合う僕らの時間title:カカリア
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