笑い返してもらえる幸せ

「できた!ジャーファルお兄さんできたよ!」
「今見ますから、待っていてくださいね」
「はーい」


ジャーファルお兄さんの空いてる時間を使ってのお勉強。今日は、シンドリアの歴史についてを習った。シンにぃが、すっごく凄いってことはわかったよ!
今日やったことについてのおさらいをして、それがあってるか見てもらってるんだ。それで、間違えたところをもういっかいお兄さんに教えてもらって、それで似たような問題をまたやって合ってたらおわりなんだ。


「全部合ってますよ」
「本当!?」
「えぇ、よくできました」


頭を撫でながら、よくできたとお兄さんに、褒めてもらえて嬉しい。嬉しくて笑ったら、お兄さんも笑ってくれて、さらに嬉しくなった。

今日のお勉強はここまでですから、あとは遊んできてもいいですよって言って、部屋を出ていった。多分、さっき文官さんがシンにぃがどこかに逃げ出しちゃったって言ってたから、つかまえに行ったんだと思う。
今度シンにぃに、ジャーファルお兄さんに迷惑かけちゃダメだよって言わないと。

よし、それじゃあ、今日も探険だ!


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