SSつめあわせ 


「名前、勝負しよう」
「嫌です」
「俺では張合いが無さすぎるのか?」
「いや、逆ね。ありすぎ。ちょっと気を抜いただけでマジで殺されそうで怖い」
「あんたとの勝負はどちらが勝つかわからん。だからつい楽しくて本気を出してしまう」
「…そんな無邪気な目で真っ直ぐに言われちゃ、断れないじゃない」
そんなところが、好きなんだけれど。

貴方はアイクで『一番厄介な存在』をお題にして140文字SSを書いてください。

****

「この夜が明けたらきっと、もう二度と戻れない」
「…俺はあんたと一緒に夜明けが見たい」
「そんな泣きそうな顔をしないで、団長さん」
「行かないでくれ」
「誰かに甘えるあなたは初めて見たわ」
「あんたが好きだ」
「ふふ、あなたと共に眩しい朝日を見たかったなぁ…」
「俺を、置いていかないでくれ…」

貴方はアイクで『残された時間』をお題にして140文字SSを書いてください。

****


「なんで、あんたがそっち側にいるんだ…!」
「…ごめんね…こうするしかなかったの」
「もっと話をしてくれればきっと…」
「もう遅すぎたの、何もかも」
「今からでもきっと遅くない!戻ってこい!」
「……ねぇ、アイク。一生のお願い聞いてくれる?」
「…!?」
「お願い、私を貴方の手で殺して」

貴方はアイク2で『一生のお願い』をお題にして140文字SSを書いてください。


****


「よし、これで村人達は全員助かったな」
「どこの傭兵さんか知らねぇが助かったぜ」
「契約はしていないからな、謝礼はいらん」
「前にもあんたと同じような台詞を言った恩人がいたな…確か誰かを探してたが」
「…!」
「もしかしてあんたが…」
「いや、知らないな。俺はもう行く」
「やっぱあの女と似てんなぁ…」


貴方はアイク3で『生き方は似ているのです』をお題にして140文字SSを書いてください。

****

「アイクは旅に行っちゃったのね…」
「お兄ちゃんったら酷いよね、名前ちゃんに何のお別れの言葉もなく行っちゃうなんて…」
「ううん、彼を見送っていたらきっと引き止めちゃうからこれで良かったんだよ」
「でも…!」
「大丈夫、きっとまたどこかで会えるよ。私は信じてるから」
「… 名前ちゃん、辛くなったらいつでもお話聞くからね?」
「うん、ありがとう。ミストちゃん」


貴方はアイク4で『多分上手く笑えていない。』をお題にして140文字SSを書いてください。

****

「こんなところまであんたと一緒に共闘するなんてな」
「私も不本意だったけど、少しはその腕前は認めてやってもいいわ」
「相変わらず上から目線だなお前は。だか俺もあんたの腕は確かだと思う」
「ねぇ、私達が最初からお仲間だったらどんな関係になってたと思う?」
「ふ…今とそう変わりないんじゃないか?」
「そうよね、だったら私は最後まで貴方の好敵手でい続けましょう」

貴方はアイク5で『君と僕の終末論』をお題にして140文字SSを書いてください。



prev / next
[back]