「人の心とは恐ろしいものだわ。でも、強く焦がれてしまうのも嘘じゃない」

 美朱(ダダリン♀寄り)
 年齢不詳(見目は20代後半)
 170p
 一人称:私
 二人称:あなた、お前

深海に住まう藻の化物。
深海の底で姿を持たず意識だけで生誕し、深海の底に溜まった藻や漂流物を元にして自力で姿を得たが理想の姿とはかけ離れた化物になってしまった。それでも地上への憧れを捨てきれず海から出たが、不幸にも海の民の呪いを発症し不老不死となる。結果、地上の人々からは恐れられ逃げるように再び深海へ…それから何百年もの間、人との関わり合いから遠ざかり独りでひっそりと生きてきた。
度重なる悲しみが彼女の力へと変わり強い能力を得るが自身に使うことはしてこなかった。というのも、これ以上醜い姿になってしまうのではないかという恐怖心のせい。深海で自分と同じく意識のみで生誕したトシツキに出会い、初めて仲間と言える存在に出会えて喜びが隠せなかった。彼を自分と重ねて自分の分まで憧れた世界を生きてほしいと生きるには十分すぎる力をトシツキに与える。
仲間意識が強いためかトシツキには無条件で力を貸すつもり。それは仲間愛のようでどこか母性を感じられる。普段は深海を漂っているため地上に姿を見せることはまずない。恐ろしい見目のせいで誤解されがちだがとても心の優しい女性である。足は無く体は藻で出来ている。

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■関係

●優しい子//K-HNさん宅 レイオンさん
出会いは今より昔、レイオンさんが幼少期に海にりんごを落としたことから全てが始まった。沈んできたりんごを触手で受け止めそれをレイオンさんに返し、下半身を見せると怖がるだろうと心配した美朱が下半身を海に浸けた状態でいるのを見たレイオンさんが"人魚"だと言ってくれたり…美朱にとってレイオンさんのやりとりも交わした会話もはじめてだらけで、いつもドキドキして嬉しくて楽しい毎日だった。眠るレイオンさんを触手で包みお昼寝する姿を見かけるのが好き。りんごの種を植えて共に成長を見守っていたが突然レイオンさんが会いに来なくなってしまう。
そして時間軸は今に戻る。バグに侵され昔の記憶を全て失ったレイオンさんだが死に場所を求めて放浪していた時にりんごの木を見つけ、そこで美朱と再会することとなる。レオンさんが自分とのことを過去にして忘れてしまったのだろうと思っていた美朱だが、彼が蝕まれているものの正体に気づいてからは人知れずとある覚悟を決めることに。レイオンさんのバグが暴走した時「私がお前をみつけてあげる」と伝えて彼と対峙する。レイオンさんのバグを自身の力で取り除いた後、狩人達の暴走により汚染された海に入り全ての力を使い海を浄化したが、最期は幾多の光となって海の中に散って消えた。
「レオ、初めは可愛い無邪気な子…そう思っていたのだけれどね。いつからお前を男として見ていたのかしら。いつからお前に心を奪われたのかしら」



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